赤星憲広氏 阪神・立石正広はボール球には手を出さず、狙い球もしっかり絞りきれている

[ 2026年5月21日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神8─7中日 ( 2026年5月20日    甲子園 )

<神・中(11)>7回、立石は中前打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 【赤星憲広 視点】 阪神・立石は7回1死一塁での第3打席で初球のナックルカーブを中前打した。さすがだなと思ったのが、変化球を狙っていたスイングだったこと。マラーは変化球の割合が多い左腕だが、しっかりと球種を絞れていたのだろう。1打席目も2打席目も変化球で攻められて遊ゴロ、三ゴロだったが、3打席目ではナックルカーブをひと振りで仕留めた試合の中での対応力の高さは大したものだ。

 8回無死一、二塁では右腕・清水の初球フォークを冷静に見逃している。佐藤輝、大山の連打に続きたいところだが、何でも振っているのではなく、ボール球には手を出さず、狙い球もしっかり絞りきれている証拠。2球目の外角真っすぐで右飛に倒れたが、シュート回転していて詰まらされてしまったという内容だった。

 阪神は7回に4得点、8回にも3得点して7点差を追いついた。その2イニングは、いずれも佐藤輝の出塁から始まっている。0―7の7回は四球。4―7の8回は右前打。決してホームランを狙うのではなく、出塁を意識していた。単打、単打での打線のつながりは、この4番打者の姿勢が示したものだと思う。

 9回は森下から始まる打順で、ここは同点に追いついた後なので3番、4番打者は大きいのを狙ってもいいと思っていたら、森下がやってくれた。チーム一丸となっての大逆転劇と、先輩たちの打席は、まだプロで2試合目の立石にはいいお手本になる。(本紙評論家)

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