阪神・村上頌樹 “故郷の先輩”早い復帰の願い込め…愛用の「KOJI打撃用手袋」で打つ

[ 2026年5月12日 05:15 ]

8日のDeNA戦、近本の打撃用手袋で打席に向かった阪神・村上
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 阪神に関する話題を深掘りする、硬軟織り交ぜた新コーナー「虎のトリセツ」の第3回は、村上頌樹投手(27)が愛用する打撃用手袋の秘密に迫った。

 近本の力を借り、打席へと向かう。8日のDeNA戦で、村上がはめていた漆黒の打撃用手袋。そこには「KOJI」の文字が刻まれていた。

 「チカ(近本)さんがいないのは痛いことですけど。長年やってきて、勤続疲労もあると思うんで、ここでちょっと夏休みみたいな感じで。ゆっくり体を万全にして、帰ってきてほしい」

 近本は4月26日広島戦で死球を受けて左手首を骨折。“兄貴分”不在の穴を少しでも埋めようと「自分がバッティングでカバーして近本さんぐらい打ちたい」と打席でもやる気満々だ。ただ、現実はそう甘くない。「打てる気はするんすけどね…でも打てないんで」と少し肩を落としながら、「チカさんに残留練習の時に打ち方を聞こうかな」と無邪気に笑った。

 近本とは同じ淡路島出身。毎年自主トレをともにする間柄で、公私にわたって可愛がってもらってきた。実は近本の打撃用手袋は23年から愛用中。甲子園のロッカーが隣同士で「バッテないです」とおねだりしたことがきっかけだったという。それ以来「今年の分な!」と手渡してくれるのが毎年の恒例となった。

 先日SGLを訪れると、リハビリに励む近本の姿があった。「久々っすね」の一言から始まった2人の会話。時に冗談を交えながら笑い合い「表情見たら普通に元気そうなんで、大丈夫かな」とホッと胸をなで下ろした。

 その時にはこんなお願いをした。「“9月15日ぐらいに戻ってきてください。大事な時期に代打で準備しといてください”って言いました」。一日も早い回復を願いながら、腕を振り続ける。秋に待つ歓喜の瞬間を、ともに迎えるために。(山手 あかり)

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