ヤクルト・松本健吾 8回零封で無傷4勝目「試合をつくれてよかった」打っては決勝2点打「まぐれです」

[ 2026年5月10日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―0広島 ( 2026年5月9日    マツダ )

<広・ヤ>7回、力投する松本健(撮影・岸 良祐)
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 ヤクルトは9日、広島を4―0で下して3連勝。3カード連続の勝ち越しで貯金を再び10に乗せた。先発した松本健吾投手(27)は6回まで無安打投球を見せるなど、今季最長の8回を1安打無失点、7奪三振で無傷の4勝目。打っては2回に先制の決勝2点打を放つなど投打で躍動した。

 ヤクルトの「マツケン」が踊りに踊った。打っては2打点、投げては8回無失点と躍動。無傷の4勝目に松本健は「全体的に狙ったところに投げられた。試合をつくれてよかった」とうなずいた。

 独り相撲になりそうだった序盤。池山監督の言葉を力に変えた。2回に先頭から2者連続四球。マウンドに来た指揮官に「四球はつまらない。しっかり打たせていこう」とハッパをかけられた。「そこからしっかり修正することができた」と切り替え、打たせて取る投球を披露した。7回に初安打を許すも、8回をわずか1安打、102球でまとめた。

 独り舞台だった。0―0の2回2死二、三塁で決勝の左前2点打。「真っすぐがたまたまバットに当たった。まぐれです」と笑った。4月16日DeNA戦でのプロ初安打に続き、この日はプロ初打点を記録。「来年からDHになるので、その前に打点を記録できたのは凄いうれしい」と胸を張った。

 一丸で戦う姿勢が、相乗効果をもたらしている。キャンプで池山監督は「9人目の野手として、打つ方もしっかりやって」と投手陣に注文。「8番」での起用だけでなく、無死一塁でも打てのサインが出る。今季は登板予定のない先発陣も原則、遠征に同行。松本健は「みんなで“打った、打たない”の話はよくしている」と明かした。前日は高梨が適時打で打点をマーク。「“俺、打点付いているから”と言われたんですけど“超えちゃいました”って」と笑顔を見せた。今季、投手の適時打は山野、小川を含め4人目だ。

 一流選手との時間が生きている。WBCに挑む侍ジャパンのサポートメンバーとして名古屋遠征に同行。今季は中継ぎから先発に挑戦している右腕にとって絶好の機会だった。沢村賞右腕の日本ハム・伊藤に先発としての調整方法を聞き「いろいろ試したい」と引き出しを増やした。

 「今年最長(イニング)も投げられた。さらに長い回を投げられるように」と松本健。チームは今季最多タイの貯金10とし、2位・阪神と2ゲーム差に広げた。1位の座は、簡単には譲らない。(小野寺 大)

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