広島・中村奨成「もう一回勝負したい」 打撃不振で1軍離脱、フォーム矯正ほぼ完了、実戦調整へ

[ 2026年5月4日 05:05 ]

早期の1軍復帰を目指し、大野練習場で必死に打ち込む広島・中村奨
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 打撃不振で離脱した広島・中村奨成外野手(26)が3日、再起を強く誓った。3軍でのフォーム矯正は、ほぼ完了。明日5日にシート打撃を実施し、早ければ8日からのファーム・リーグ、オリックス戦(由宇)で実戦調整に入る予定だ。この日は大野練習場で打ち込み、「1日でも早く1軍に復帰し、もう一回勝負したい」と言葉に力を込めた。

 3軍が汗を流す大野練習場。中村奨は、段階を踏みながらフォーム矯正のための再生プログラムを消化した。(1)下手からのトスを打つ(2)上手からの緩い球を打つ(3)打撃マシンの速い直球を的確に打ち返す。合流3日目でも作業はほぼ完了した。

 「もう右(打ち)は忘れています。今はセンターから左へ強く。まずは去年打てていた打球を取り戻したい」

 オープン戦で打率・319をマークし、晴れて「2番・右翼」で開幕スタメンを勝ち取った今季。シーズン突入後は、しかし、別人になった。打撃不振に陥り、出場22試合で同・169。4月30日に出場選手登録を外れ、1日に3軍合流した。

 「右打ちの取り組み方を間違えていたと思います。左方向へガンガン打って、枝葉で右へ打つなら良かったけど、メインが右打ちになっていたので」

 幅を広げようと今春キャンプで取り組んだ右打ち。1軍で台頭した昨季、追い込まれて逆方向への単打を器用に量産したことで、浅いカウントでも長打になる強いスイングを意識した。だが、思わぬ反動があり、左への強い打球も減った。

 「頭の中では分かっているんです。こうやっていた、こういう感覚だったというのは。でも、実際にやろうとしたらできない」

 もともとオープンスタンス。体の開きが早く、軸が投手側にずれるため左方向への長所が消え、右へ打とうとすると手打ちになっていた。フォーム矯正は必須。3軍の朝山野手育成コーチは「フォームはすぐに改善した。早く対投手を見てみたい」と証言した。

 復帰へのプランはすでに練られている。明日5日は由宇球場でシート打撃を予定。実戦に戻っても問題ないとなれば、8日からのファーム・リーグ、オリックス戦(同)で調整出場を見込む。中村奨は言葉に力を込める。

 「もちろん、1日でも早く(1軍に)帰りたい。負けたくない気持ちはあるので、早く戻ってもう一回勝負したいと思っています」

 プロ野球人の多くが通る道を歩みつつ、再起を誓う26歳。左への一発長打という最大の魅力を取り戻し、ひのき舞台で再び外野の定位置争いに参戦する。 (江尾 卓也)

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