ソフトバンク・前田悠伍 進化の31球 今季初登板は降雨ノーゲームも収穫2回1失点 小久保監督も高評価

[ 2026年4月27日 06:00 ]

<ソ・ロ ノーゲーム>ロッテ打線を相手に力投する前田悠
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 進化を示した31球――。26日のソフトバンク―ロッテ戦は2回裏無死で降雨のためノーゲームとなった。ソフトバンクは前田悠伍投手(20)が1軍で今季初登板。初回に西川に先制ソロを浴びたものの、その他の打者には安打を許さなかった。課題だった出力面では自己最速タイの149キロをマークし、変化球も生きた。小久保裕紀監督(54)は高く評価し、次回も1軍で先発させることを示唆した。

 雨に邪魔をされ完全燃焼とはならなかったが、能力は示した。前田悠が今季1軍初登板で2回を1安打1失点に抑え、首脳陣の評価を上げた。

 「球は走っていたし、手応えは良かったです。変化球もいつも通りにいけたし、自分のフォームで力まず勝手に球がいったかな」

 初回1死、西川に対して投じた初球に自己最速タイの149キロを刻んだ。その後に右越えソロを打たれるも動じず後続を抑えた。2回は先頭・井上を空振り三振に抑えるなど3者凡退。2回途中で雨脚が強まり降雨ノーゲームとなったが、収穫の多い31球だった。

 課題だった直球の出力が上がっていた。初回、先頭の大阪桐蔭の先輩・藤原を146キロ直球で左飛に斬る。U―18日本代表でバッテリーを組んだ3番・寺地には147キロ直球で空を切らせてカウントを稼ぎ、変化球で遊飛に仕留めた。「去年よりも真っすぐは通用するなと思った」と手応えを口にした。

 2軍戦でもバッテリーを組み、この日もリードした渡辺は「真っすぐがいつも通り良かった」と称えた。いつ出番が来てもいいように準備してきた。「打者1巡目、2巡目の配球と次のカードの配球をいつも話し合ってきた」。息ぴったりでテンポの良い投球を生んだ。

 ただ、反省する点はある。初回、西川から一発を浴びた直球について「打たれたのは高かった。球1個分、修正していきたい」と振り返った。ファームでは小笠原2軍投手コーチと毎登板後、ストライクゾーンを9分割した紙に投球を1球ずつ書き出し、狙いとのずれを確認して制球力アップを図った。1軍でも通用するためにさらに磨きをかける。

 今季はオープン戦の期間中に体調不良の影響で体重が4キロも落ちた。開幕1軍を逃したが、小久保監督は「オープン戦の時よりも全然良くなっている。出力はプロに入って一番に近い。次も期待できる」と評価し、次も1軍で登板させることを示唆した。「“やってやる!”の気持ちでいけました。次いつか分からないけど準備していく」と前田悠。3年目の進化を示し、プロ2勝目をつかみ取る。 (井上 満夫)

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