ソフトバンク・柳田悠岐 次こそ熊本1号&勝利を 沸かせた大飛球も風に押され大ファウル“幻の先制弾”に

[ 2026年4月26日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク0―5ロッテ ( 2026年4月25日    熊本 )

<ソ・ロ4>8回、安打を放つ柳田(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクは年に一度の熊本開催だった25日のロッテ戦で0―5と、今季初の零敗を喫した。「4番・DH」で出場した柳田悠岐外野手(37)は初回に右翼外野席上段への大飛球を放ったが、風に押され“幻の先制弾”に。安定感抜群だった上沢直之投手(32)が6回6安打5失点の乱調で今季初黒星を喫し、小久保監督就任3年目で初めて4カード連続で初戦を落とした。

 手応えは十分だった。0―0の初回2死三塁、4番・柳田は真ん中付近に来た種市の初球151キロを完璧に捉えた。ただ、先制弾となるはずだった右翼への“大飛球”はポールのわずか右を通過し、芝生席の上段へ。1万4258人と満員になった球場がどよめく特大ファウルだった。

 「ホームランと思ったけど、風があったっすね。まあ、しゃあない。こればかりは」

 淡々とした口ぶりだったが、表情には悔しさがあふれていた。不運にも中堅から右翼方向へと吹く風に流された。もし、無風でポールを巻いていれば先制の2ランだった。展開は大きく違ったはずだ。リブワーク藤崎台の成績は昨季まで23打数8安打3打点、打率・348と相性はいい。本塁打はなかっただけに、ファンが待ち焦がれた「熊本1号」も幻になってしまった。

 立ち上がりの流れは最高だった。初回の守備では今宮、川瀬の九州出身二遊間コンビが躍動。1番・藤原の放ったハーフライナーを二塁・川瀬がダイビングキャッチし、続く西川の中堅へ抜けそうだった打球を遊撃・今宮もダイビングして好捕して一塁アウト。「初回の川瀬、健太(今宮)の守備。あれくらいしかお客さんを喜ばせられなかった」と小久保監督は申し訳なさそうに振り返ったが、こちらもまた超一流の技に客席は酔いしれた。

 先発の上沢が4回までに2被弾を含む5失点と崩れ、柳田は8回2死一塁で意地の右前打を放ったものの、今季初の零敗となった。小久保監督就任後では初の4カード連続初戦黒星。なにより年に一度の熊本開催。16年の熊本地震から10年の節目だった。背番号9は「お客さんもいっぱいでありがたかった。勝ちゲームを見せられなかったんで、申し訳ないです」と結果を示せなかったプレーを深く悔やんでいた。

 2年ぶりの熊本開催を終え、きょう26日は鹿児島へと転戦する。柳田は試合の行われる平和リースでは過去17打数5安打2打点の打率・294。出場は23年以来3年ぶりとなる。同じロッテ戦で18年に2ランを放った。鹿児島のファンを沸かせる準備はできている。 (福浦 健太郎)

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