最後の夏に「山梨学院のエース」檜垣瑠輝斗は帰ってくる…ライバル・菰田陽生と臥薪嘗胆の春

[ 2026年4月25日 19:08 ]

春季山梨県大会2回戦   山梨学院 11―0 富士北稜 ( 2026年4月25日    山日YBS )

高校最後の夏に復帰を目指す檜垣(撮影・柳内 遼平)
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 春季高校野球山梨県大会の2回戦が行われ、今春の選抜に出場した山梨学院は11―0で富士北稜に5回コールド勝ちした。

 スタメンには「4番・右翼」に梅村全(1年)、「6番・DH」に藤田壮弥(1年)、「9番・捕手」に久保奏太(1年)と、新顔が名を連ねた。

 昨夏の甲子園では4試合に登板するフル回転で、秋季大会まで絶対的エースに君臨した最速143キロ左腕・檜垣瑠輝斗投手(3年)はこの日、ベンチに入ることなくスタンド応援で声を枯らしていた。

 大会前に左肘のコンディション不良となり、今春の選抜甲子園では登板を回避した。大会中には打撃投手を務められるほどに回復していたが、檜垣の将来を案じた吉田洸二監督は登板を指示しなかった。そして、迎えた春季県大会初戦もベンチ外。最後の夏に最高の状態で挑ませるための策だった。

 2026年3月28日。選抜大会で専大松戸(千葉)との準々決勝に敗れた翌日、山梨学院ナインは大阪市内のホテルを離れ、それぞれの故郷へ向かった。そこで取材に応じた檜垣は「自分が投げられなくてチームに迷惑をかけた。本当に情けない気持ち…」と偽らざる心境を明かした。

 選抜大会初戦。長崎日大との1回戦で右腕・菰田が一塁守備の際に負傷した。これで大会前にコンディション不良に陥った檜垣と合わせてダブルエースが登板不可の危機的状況に陥った。ただ、大黒柱なきチームが底力を見せた。次戦の大垣日大との2回戦に勝利し、意地の8強入り。仲間の真価をベンチで見守った檜垣は「こういった試合ができたことが一番よかった」と心から喜んでいた。

 菰田と檜垣。ライバルとして競ってきた2人が臥薪嘗胆の時を共に過ごす。3年春の山梨県大会初戦は入部して間もない時と同じように、骨折からの復帰を目指す菰田とスタンド応援で汗を流した。「もう1回(ゼロに)戻り、夏に向かっていく」と集大成の夏に向け、決意を心に刻んでいるエースの復活は近い。(アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)

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