貧打深刻の新井カープ“泣きっ面に蜂” 小園海斗が死球の影響で途中交代 チーム打率1割台の危機

[ 2026年4月23日 05:05 ]

セ・リーグ   広島0―2ヤクルト ( 2026年4月22日    マツダ )

<広・ヤ(4)>3回、小園は死球を受け痛がる(撮影・椎名 航)
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 広島は22日、ヤクルト戦に0―2で敗れ、借金は今季最多タイの「5」となった。打線は7安打を放つも、ホームを踏むことができず、今季2度目の零敗。死球の影響で負傷交代した小園海斗内野手(25)は「右手甲の打撲」で大事には至らなかったものの、チーム打率・202と貧打は深刻だ。新井貴浩監督(49)は「我慢してやっていきたい」と必死に前を向いた。

 マツダスタジアムには涙雨が降っていた。前夜から野手4人を入れ替えた打線が不発に終わり、残塁は10を数えた。今季2度目の零敗。好機であと一本が出ない展開はここまでも何度も見てきた光景だった。新井監督は敗戦を受け止め、言葉を必死に絞り出した。

 「いいところまではいくんだけど、あともうちょっとというところを我慢してやっていきたい」

 左腕・山野の攻略に向け、右打者中心の布陣で臨んだ。しかし、再三の得点機を生かすことができず。試合前時点で得点圏打率・202の打線は沈黙した。そんな苦しい攻撃陣の中で、この日を含めて4試合連続安打と光が見え始めていた小園がアクシデントに見舞われた。

 初回の第1打席で中前打を放ち、迎えた3回の第2打席だ。2ストライクから山野が投じた直球が右手甲を直撃。死球に苦悶(くもん)の表情を浮かべた。ベンチ裏で治療を受けた後、一時はプレーを続行したが、5回守備から退き、病院に直行。検査の結果「右手第5中手骨の打撲」と診断を受けた。幸い大事には至らなかったが、指揮官は23日以降の起用について慎重に判断する方針を示した。

 「大丈夫。打撲だから。骨には異常ないということなので。明日(23日)の腫れ具合を見ながら(判断する)」

 抹消はせず、出場の可否は当日の状態を見て決めていく。小園も「多分大丈夫です」と軽症を強調した。

 ただ、打線は重症だ。チーム打率・202、48得点は12球団ワースト。特に中軸として期待されたファビアンが打率・169、坂倉も同・188でこの日は出番がなかった。福地打撃チーフコーチは「(状態が)いい選手もいれば、そうじゃない選手もいる。どんどん状態を上げてほしいが、簡単なことではない。そこは根気よくやるしかない」と上昇に向けてサポートを約束した。首脳陣は今後も選手個々の状態を見ながら打線を組む構え。貧打解消へ主力の奮起が求められる。(長谷川 凡記)

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