早大・香西、初先発で準完全試合 元監督・野村徹さん悼み喪章つけ1安打無四球「大胆に投げられた」

[ 2026年4月19日 04:45 ]

東京六大学野球第2週第1日   早大5―0東大 ( 2026年4月18日    神宮 )

<東大・早大>左肩に喪章を着けて力投する早大・香西(撮影・須田 麻祐子)
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 1回戦2試合が行われた。2季ぶりの優勝を狙う早大は5―0で東大に先勝。初先発だった最速143キロ左腕・香西一希投手(4年)が1安打無四球で完封勝ちした。8日に89歳で死去した元早大監督の野村徹さんの教えを胸に13奪三振の快投。

 腕を振るたびに左袖の喪章がなびいた。早大の主将でもある左腕・香西が、制球力を武器に7回1死まで完全投球。2番・秋元に右前打を許したが、打者28人で斬る準完全試合を達成し「大胆にしっかり投げることができた」と笑った。

 奇策がさく裂した。昨秋まで26試合全て救援登板の香西を、今春の初戦“開幕投手”で起用。先発転向を直訴してきた心意気、主将の責任感を酌んだ小宮山悟監督は、昨年11月に春の初戦先発を決めていた。オープン戦では救援登板させる「擬装」も施した上での快投。24年春以来2年ぶり、大学通算4勝目となる先発初白星が完封となり指揮官は「出来過ぎですね。(継投の)予定が大幅に狂いました」と驚きを隠さなかった。

 99年春から04年秋まで早大を率いた野村徹さんが8日に死去。24年秋には練習場を訪れ「コントロールを大事に」と、当時2年だった香西を含む投手陣を激励した。心に刻んだ香西は130キロ台前半の直球、スプリットなどをコーナーに散らし無四球。「野村監督に届けられるピッチングができた」と教えが凝縮された118球だった。(柳内 遼平)

 ≪大物1年・阿部デビュー戦1四球1犠打≫ ○…1年生外野手の阿部が「1番・中堅」で先発出場。3打数無安打も、1四球1犠打で貢献し「できる仕事をしっかりやりたい」と話した。横浜(神奈川)では昨春の選抜で優勝し、U18高校日本代表主将も務めた大物1年生。早大の1年生の春季開幕戦で先発起用は6年ぶりとなり小宮山監督は「センターを守らせれば安心できる。攻撃で貢献できるような感じになってくれば鬼に金棒」と期待した。

 ▼東大・松本慎(6回を116球で2失点)変化球が抜けている感じだったので、それで球数が多くなってしまったというところがあまり良くなかった。

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