【赤星憲広氏 視点】後半3イニングに苦しむ阪神 岩崎へつなぐ形確立を 今年も巨人戦は接戦増えそう

[ 2026年4月17日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神3―4巨人 ( 2026年4月16日    甲子園 )

<神・巨(5)>8回、好機に空振り三振に倒れた佐藤輝(撮影・大森 寛明)
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 阪神打線は先発の田中将を打てなかった。初回に佐藤輝が中越えに2ランしたが、高め145キロの真っすぐは昨年までは苦手としていたコースで、2打席目、3打席目は一転、外角低めのスプリットで狙い通りの内野ゴロを打たされていた。力感のない腕の振りから投じるストレートは昨年よりも3、4キロ速く、今年はそこに100キロ前後の緩いカーブを有効に使っている。

 阪神は今季初の2連敗で、巨人にいずれも1点差負け。開幕からここまで競ったゲームの後半3イニングに苦しみ、逆に巨人は田中瑛が加わったことで8回の大勢、9回のマルティネスへの継投が強固になった。昨年は対戦25試合で1点差ゲームは15度もあり、阪神の8勝7敗。今年も接戦になることが多く、後半3イニング勝負が増えると予想される。石井不在を嘆いても仕方がないので、阪神は守護神の岩崎までつなぐ形を早く確立したい。

 巨人の攻撃にも変化が見られている。3回に佐々木が二盗に失敗したが、阿部監督は盗塁やエンドランを仕掛ける回数が増えた。岡本和が抜けて同じ攻め方ではなく、いかに得点を増やすか…。足も使い、つなぎも駆使しているのが分かる。

 これで巨人戦は2勝3敗になった。不安視されていた先発投手陣も田中将や則本のベテランに、新人の竹丸の状態が良い。打線も新外国人に加え、若手の台頭など勢いがある。まだシーズンは始まったばかりで一つの負け越しだけで慌てることはないが、今年の巨人は手ごわいということは実感したはず。阪神の連覇の最大のライバルになるかもしれない。 (本紙評論家)

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