日本ハム・伊藤が待望今季初勝利 どん底で救われたSNSのメッセージ「すごく励みになった」

[ 2026年4月4日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム12―3オリックス ( 2026年4月3日    エスコンF )

<日・オ>4回、無失点に抑えベンチに下がる伊藤(撮影・高橋 茂夫)
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 悪夢から約3週間――。どん底から這い上がった日本ハム・伊藤が、復活をつげる待望の今季初勝利を挙げた。6回101球を投げ、4安打無失点5奪三振の力投。待ち続けた北海道のファンの前でお立ち台に上がると、右腕はかみしめるように第一声を発した。

 「やっぱり、勝つことはうれしいです」

 初回を3者凡退と上々の立ち上がり。2回に2死満塁のピンチを背負うも、紅林を右飛で切り抜けた。WBCから短い調整期間で本調子ではない中、2段モーションや足の上げ方を試行錯誤しながら6回まで「0」を並べ「本来の伊藤大海を知っている人からすると、物足りないピッチングだたとは思いますが、バックに助けられながら粘り強く投げられた」と表情を緩めた。

 WBC準々決勝のベネズエラ戦で決勝3ランを被弾。敗戦投手となり、SNSには心ない誹謗(ひぼう)中傷のメッセージが殺到した。帰国の機内では「ずっと、ぼーっとしていましたね」と、窓から映る雲だけを見つめていた。「チーム内でしか分からない、本当にいろいろなことがあったので」と、感情を整理できなかった。

 ただ、背中を押してくれたのもSNSのメッセージだった。「いろいろなことを言われましたけど、その倍、励ましのメッセージを送ってくれた方が多かった」。また、普段は連絡をとらない大学や高校の仲間からも連絡があり「普段はそっとしてくれているけど、応援してくれているんだというのがすごく励みになった」と、前に進むことができた。

 先発全員となる15安打12得点の打線の援護もあり、チームは今季初の2連勝だ。伊藤は言う。「今日で良い感じが戻ってきたと思います。まだまだシーズンが始まったばかりですが、エンジン全開で明日から野球を心から楽しんで、ファイターズ選手みんなで戦っていきたいと思います」。多くの人に支えられ、再スタートの第一歩を踏み出した。(清藤 駿太)

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