松坂大輔氏 侍投手陣よ強敵にも自信持って攻め込む姿勢を!時差ぼけ、ピッチクロック対策は必要

[ 2026年3月31日 04:30 ]

WBC強化試合の試合前に近藤(左)のあいさつを受ける松坂大輔氏(撮影・大森 寛明)
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 【平成の怪物が行く 松坂大輔の探求】元西武で本紙評論家の坂大輔氏(45)による月1回のコラム「松坂大輔の探球」。3月は東京ドーム、そしてフロリダ州マイアミでWBCの熱戦を取材した。WBC連覇を狙った侍ジャパンは準々決勝で無念の敗退。松坂氏は日本からアメリカに移動しての時差ぼけやピッチクロック対策の必要性などを力説し、今後の戦いへ向けて「自信」をキーワードにした。

 今月14日。侍ジャパンがベネズエラに敗れた瞬間をマイアミで見ていました。残念ながらWBC連覇はなりませんでしたが、選手の皆さんはプレッシャーを背負いながら野球界のために懸命に戦ってくれた。本当にお疲れさまでした、と改めて伝えたいです。

 野手陣は5試合で10本塁打。23年の前回大会の9本(7試合)を上回るなど、パワーがあるところを世界に示しました。ただ、自分は日本野球の強みは何と言っても投手陣だと思っています。ベネズエラ相手に8失点。決してこんなものではない、と悔しい気持ちで見ていました。

 大会前からアメリカやドミニカ共和国、ベネズエラなどは数多くのメジャーリーガーが出場し、強豪とされていました。ベネズエラ戦でもそうでしたが、侍ジャパンの投手はそんな相手を警戒するあまり、ボール球から入ってしまうケースが多かった。カウントを苦しくすれば、球種を絞られ狙い打たれる可能性が増えます。自分はもっと侍ジャパンの投手に、世界のトップクラスであるという自信を持ってほしい。相手が強敵だとしても、自信を胸に攻め込む姿勢。それを決して忘れてほしくないなと思います。

 課題はいくつかありました。一つは時差ぼけ。東京ドームでの1次ラウンドから中3日で、地球の裏側であるアメリカ東海岸に移動して戦う。自分も経験がありますが、時差ぼけの中でプレーをするのは体の負担が本当に大きい。コンディションや時差を調整するための時間がもう少し必要だと感じましたね。

 ピッチクロックも侍ジャパンにとって今後の課題です。時間に縛られて投げることに慣れておらず「自分のタイミングで投げられない」「逆に同じテンポで投げてしまう」というケースが見受けられました。国際大会で戦い、結果を残すためにはNPBでも導入することは必要になってくるでしょう。

 大会はそのベネズエラが見事な優勝。各国の選手はそれぞれ所属チームに戻り、自分も現在はロサンゼルスでドジャースの取材をしています。日本のプロ野球も開幕。WBCは終わりましたが、今年も熱い戦い、プレーを日米で追いかけていきたいと思います。

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