Wソックス・村上の八木通訳「ムネさん」のプロ意識に「凄いリスペクトがある」

[ 2026年3月28日 01:30 ]

インターリーグ   ホワイトソックス2ー14ブルワーズ ( 2026年3月26日    ミルウォーキー )

<ブルワーズ・ホワイトソックス>試合後に笑顔で報道陣の取材に応じる村上(撮影・杉浦大介通信員)
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 ホワイトソックス・村上の開幕戦アーチを八木賢造通訳(32)も喜んだ。野球とは関係ない業種から、一念発起して転職したばかり。春季キャンプでは共同生活して公私でサポート。村上の6歳上ながら「ムネさん」と呼んで尊敬する村上の姿を語った。

 自分のことのように喜んだ。村上が1―14の9回に1号ソロ。八木氏は「ベンチの中で思わず大声出してしまったんですけど、チームは大敗していたので、ちょっと押し殺して大人しく喜ぶっていう感じに切り替えました」と振り返った。

 異色の経歴の持ち主だ。父の仕事の都合で5歳から12歳まで米アリゾナ州で過ごした。立命館宇治、立命大を経て、楽天に入社。楽天モバイルの事業立ち上げなどに携わった。5歳からテニスに熱中した八木氏はドイツ駐在中に以前から抱いていた「米国でスポーツに携わる仕事がしたい」という思いが再燃。昨年9月の帰国後、知人に村上の通訳の仕事を紹介され、村上の代理人事務所と複数回の面接を重ね、採用が決まった。

 米アリゾナキャンプでは共同生活。「ハンバーガーやピザといったものは食べないし、甘い物も口にしない。プロ意識が凄い」と証言。「自分がこうなりたいから、こうするというのが頭の中に明確にある。それに基づいて逆算して行動している。できそうでなかなかできない」と6歳下ながら尊敬の念を抱く。それゆえ「ムネさん」と呼ぶ。「凄いリスペクトがありますし、僕はサポートさせていただいてる身。自然とそう呼んでいます」と説明した。

 通訳する上で念頭に置くのは意図を正確にくみ取った上で伝えること。「自分自身の考えがまとまってる方なので、そのまま割と直訳ができる」と話す。村上の英語力については「めちゃくちゃ上がっている。元々凄く頭の回転が速い。意欲、向上心が野球以外でも凄くある」と太鼓判。「僕は呼ばれた時にしか、あえて行かないようにしている。ムネさんができる限りチームメートと英語で会話してくださるのが僕としては一番うれしいこと。自分の職がなくなっちゃうかもしれないですけれど」と笑った。開幕戦から活躍できた裏には、八木氏の存在が大きかったに違いない。(青森 正宣)

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