【センバツ】智弁学園は5年ぶり8強 杉本真滉「自分が守り抜かないと」2戦連続完投勝利

[ 2026年3月26日 05:00 ]

第98回全国選抜高校野球大会第7日 2回戦   智弁学園2―1神村学園 ( 2026年3月25日    甲子園 )

<神村学園・智弁学園>神村学園を破り、雄叫びを上げる智弁学園・杉本(撮影・五島 佑一郎)  
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 智弁学園(奈良)は神村学園(鹿児島)に延長10回タイブレークの末、2―1で勝利し5年ぶりの8強入り。杉本真滉投手(3年)が、2戦連続完投勝利を挙げた。

 体を反らせて力の限りの雄叫びだ。智弁学園(奈良)のドラフト候補左腕・杉本真滉(3年)が、143球を投げ切った。初回に1点を失ったが、2回以降はタイブレークの延長10回までわずか2安打で無失点。4安打1失点で2戦連続完投勝利を挙げた。

 「自分が守り抜かないといけないと思った。絶対に負けないとの思いが前面に出た結果だと思います」

 3安打完封勝利した花巻東(岩手)戦から中4日。相手も横浜(神奈川)戦で6安打無失点だった、神村学園・龍頭汰樹(同)との完封腕対決だった。最速149キロ左腕は「初戦で直球を多く投げた分、高めの直球は見切られる。打たせて取る投球を心がけました」と、この日はモデルチェンジ。この日の最速は146キロで6奪三振中、直球で奪ったのは一つのみだった。直球主体の前回から変化球を効果的に散らし、相手打線を幻惑して5年ぶりの8強へ導いた。

 新たな一面を見せる絶好の舞台だった。昨秋、首脳陣から「もっと緩急が欲しい。新球が必要ではないか」と求められた。得意球はスライダーで緩い球は不得手。だが、冬場にカーブ習得に着手し、直球と同じように腕を振って“抜く”ことを磨いた。この日はカーブを18球。加えて大会直前に完成したカットボールも効果的に配した。「前は直球で押すだけだった」。1―1の延長10回2死二、三塁でも得意のスライダーで左飛に仕留めて絶叫した。

 七変化のような“変身”で2試合計19回で1失点。春夏通じて初優勝した16年春は村上頌樹(阪神)が全5試合完投した。24年夏の甲子園では準々決勝に先発し3回途中降板。「自分が全試合投げる」とエースの自覚をにじませた。 (河合 洋介)

 ○…タイブレークの延長10回1死満塁から3番・太田蓮(2年)が勝ち越しの中犠飛。神村学園・龍頭の132キロ直球をフルスイングし「後ろも打ってくれると思ったけど、自分自身で(走者を)還さないといけないと思った」と振り返った。エース・杉本の力投に応えたが「1、2回戦は杉本さんに助けられている。次はバッター陣が打たないといけない。自分が引っ張っていきたい」と話した。

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