「ここで降板?」から一転、監督のマウンド上でのサプライズ 約2000キロ離れた地でTV観戦の両親も涙

[ 2026年3月25日 12:48 ]

レンジャースのカーター・バウムラー(AP)
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 レンジャーズのスキップ・シューメーカー監督が、異例の形でルーキーのカーター・バウムラー投手(24)に初昇格、開幕ロースター入りを伝えたと、ESPN電子版が報じた。

 23日(日本時間24日)のオープン戦・ロイヤルズ戦でバウムラーは5回から2番手として登板し、まずは2者を内野ゴロに打ち取った。その時点で監督がベンチからマウンドへ。バウムラーは「降板を告げられると思った」と振り返る。ところが実際には「チームに入ったぞ」とサプライズの通告。捕手や内野手が祝福する中、バウムラーは気持ちを整え、最後は96.8マイル(約155.8キロ)の速球で空振り三振を奪い、この回を締めくくった。

 約2000キロ離れた場所でテレビ観戦していた両親も、その瞬間を共有。「少し涙ぐんでいた。本当に特別な時間だった」と感謝を口にした。レンジャーズの遊撃手コリー・シーガーは、審判がシューメーカー監督に対し、規定の最低3打者を相手にする前に投手を降板させようとしているのではと勘違いして声を上げていたと言う。「かっこいいやり方だね。あんなのは見たことがない。ああいう瞬間は、チーム全体にとっても大きな出来事なんだ」とシーガー。

 シューメーカー監督は「できるだけ記憶に残る形にしたいと思った。自分がメジャー昇格を告げられた時のことは、今でもはっきり覚えている。だから彼にも特別な形で伝えたいと思った」と明かしている。バウムラーは2020年ドラフト5巡目でオリオールズ入りも、トミー・ジョン手術を経験。昨オフにルール5ドラフトを経てレンジャーズへ移籍し、今春のオープン戦8試合で9回1/3を投げ、1失点、10奪三振と好成績を残した。「振り返ると……ひたすら努力を続けてきてよかったと思います」と喜びをかみしめている。

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