日本ハム 野手チーム最年長・中島卓也 10年前の大逆転Vを知る35歳ベテランが頂点へのキーマン

[ 2026年3月18日 17:00 ]

日本ハム・中島
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 10年ぶりのリーグ優勝、そして日本一へ――。35歳ベテランの存在はチームにとって必要不可欠だと考える。2016年、誰もが想像していなかった6月24日時点で首位・ソフトバンクと最大11・5ゲーム差という位置からの猛追での大逆転優勝。日本ハムの中島卓也内野手はその歓喜の中にいた。

 当時25歳だった。前年15年には盗塁王とベストナインのタイトルを獲得するなど、攻守で貢献。西川と“ハルタク”の愛称で知られ、甘いマスクで女性ファンの人気も集めていた。稲葉現2軍監督や建山義紀氏と現役を共にし「若い時に稲葉さんとか建山さんとかの姿を見て過ごしていた。全力疾走とか攻守交代とか、しっかりやっていた」とベテランの背中から学び、成長につなげていたという。

 あれから10年。野手としてはチーム最年長となった。心境の変化について「うーん、どうだろう。俺も話すタイプじゃないし、外から見て見守るタイプ」と首をかしげながらも、「でも、気が付いたことがあったら言いたいし、やっぱり自分がしっかりやんなきゃな」。今度は自らが示す番だ。「俺がやっていなかったら若い選手もやれないだろうし、コーチも言えない。最低限やれることはしっかりとやっていこうかな」と語気を強めた。

 15、16年に2年連続全試合出場。昨季は、主に代走や守備固めとして32試合の出場にとどまる悔しいシーズンとなった。プロ18年目の目標は「1年間1軍にいる。どんな形であれ」と力を込めた。涼しげな表情ではあったが、その言葉には今季に懸ける強い思いを感じた。

 取材を終えた去り際の言葉からも「他に良い選手がたくさんいるから聞いておいた方がいいよ。俺以外に」と一歩引くスタイルが垣間見られた。チームを縁の下から支える中島の活躍に注目したい。(記者コラム・小渕 日向子)

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