阪神 伊藤将司&ラグズデールが大谷斬り!「打ち取れたら何でもいい」貴重な対戦はともにカーブで内野ゴロ

[ 2026年3月4日 05:15 ]

強化試合   阪神4―5侍ジャパン ( 2026年3月3日    京セラD )

強化試合<阪神・日本代表>初回、大谷(右)を一ゴロに打ち取る伊藤将(左)(撮影・北條 貴史)
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 阪神は3日、侍ジャパンとの強化試合で、大リーグで2年連続の本塁打王に輝いた大谷を2打数無安打に抑えた。伊藤将とラグズデールがともにカーブで内野ゴロに打ち取った。藤川監督はメジャー経験のある米国人投手を2人起用する「仮想米国」継投で侍ジャパンを後押し。4―5で敗れたものの、内容の伴った一戦になった。

 大リーガーをズラリとそろえた侍ジャパン打線は確かに迫力があった。阪神投手陣は失点を許したものの、世界最強打者の大谷だけは完璧に沈黙させた。

 先陣を切ったのは伊藤将。初回の初球、わずか1球で一ゴロに打ち取った。狙いを外したような大きなカーブで打ち損じを誘った。

 「狙い通りというか何というか、初球は丁寧にいこうと思っていた。ゾーン内にしっかりカーブを投げれたのでそこは良かったかなと思う」

 前日から対戦を待ち望んでいた。だが、胸を借りる気持ちはあっても、“打たれてもいい”というあいまいな感情はなかった。入団5年で2度の2桁勝利を挙げた矜持(きょうじ)。「(大谷を)打ち取れたら何でもいい」という決意が、狂いのない低めへの制球として表れた。

 鈴木に許した特大弾という反省点はあるものの、指先には確かな手応えが残った。大谷だけでなく、村上、吉田ら打者7人のうち5人を、内野ゴロで料理した。「低めに丁寧に投げられた。いい収穫だった」。2回1失点。開幕ローテーションへの弾みになった。

 2番手のラグズデールも大谷をカーブで抑えた。身長2メートル3からの落差を生かして二ゴロに抑えた。「いい打者と対戦して、積極的に攻めていく。素晴らしい経験だった」。オリオールズに所属した昨年9月、ヤンキースのジャッジから直球で空振り三振を奪った。大物斬り、再び。近藤に適時打を浴びたものの、2回1失点には実力の片りんが宿った。

 藤川監督は3番手にはルーカスを送り込んだ。メジャー経験がある米国出身の2人で「仮想米国」を演出。「もう少し静かに2人の助っ人投手を育てたかったというのは本音ですけど」とこぼしながらも、采配には明確な意思が宿っていた。「日本代表に少しでも何かこう、ヒントになるようなことができれば」。06、09年のWBC連覇の一員だった指揮官。同じように2連覇へ挑む後輩たちへの、粋なプレゼントになった。

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