【大学野球】大商大に智弁学園・田中ら強力1年生投手加入 2季ぶり王座奪回へ

[ 2026年2月10日 07:10 ]

大商大に今春入学する(左から)智弁学園の田中謙心投手、尽誠学園の広瀬賢汰投手、奈良大付の杉山竜之輔投手
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 関西六大学野球連盟に所属する大商大に頼もしい新戦力が加わった。今春入学予定の選手たちが2月1日から奈良県内の大商大グラウンドで厳しい鍛錬を積んでいる。

 実力派の投手が複数加わった。その筆頭候補が、尽誠学園の広瀬賢汰だ。昨夏の甲子園大会では「投打二刀流」で活躍。初戦の2回戦で東大阪大柏原を6安打完封し、23年ぶりの甲子園夏1勝に貢献した一人だ。聖地で計2試合に登板し、209球の力投。バットでは6打数2安打4打点の活躍だった。広瀬は進学先に大商大を選択した理由を明かした。

 「富山監督の下で野球をし、そこからプロへ行きたいっていうことを考えたところ、このチームが一番いいかなと思い、大商大への進学を決めました。厳しい監督なので、しっかりついていきたいと思います」

 直球の最速は147キロ。カーブ、カットボール、チェンジアップも操る。昨夏の甲子園大会では打撃も光ったが、当面は投手に専念する予定だ。掲げる目標は大きい。広瀬は「まずはリーグ戦でタイトルを獲れるような投手になることと、やっぱりチームが大学日本一になることが一番だと思うので、そこにふさわしい選手になりたいと考えています」と言い切った。

 智弁学園の田中謙心は右の本格派だ。直球の最速は145キロ。カットボール、スライダー、チェンジアップ、スプリットなど多彩な変化球を持つ。1年夏、2年夏に甲子園大会に出場。大舞台を数多く経験しているのも大きな強みだ。

 智弁学園の2学年先輩にあたる中山優月に憧れ、大商大への進学を決めたという。初練習前に頭髪を丸刈りにするなど気合十分だ。田中は「目標は大学日本一です。個人としては、一つでも自分のピッチングで勝てる試合を増やしたい」と言葉に力を込めた。

 甲子園出場経験こそないもののスケールの大きい右腕がいる。奈良大付で1年秋から背番号1を託された杉山竜之輔だ。直球の最速は150キロ。カーブ、スライダー、フォーク、シンカーと持ち球の精度も高い。

 「関西のチームで、東京のチームを倒して全国優勝したい。富山監督の下なら、自分の目標とするプロに行けると思い、大商大に進学しました。ここなら全国優勝も狙える。富山監督を信じて練習をやっていきたい」

 空振りを奪えるフォークに絶対的な自信を持つ。同学年の広瀬、田中の甲子園出場組にも激しいライバル心をたぎらせた。「(広瀬や田中に)球のキレと伸びは絶対に負けないと思っています」。さらなる高みへ――。魅惑の大型右腕に期待は膨らむ。

 大学選手権は1975年と76年に、明治神宮大会は82年に準優勝を誇る西の強豪。昨春のリーグ戦で連盟記録を更新する7季連続優勝を果たしたが、昨秋は2位に終わった。今秋ドラフト候補で主将を務める春山陽登外野手(3年=敦賀気比)の下、2季ぶりの王座奪回を狙う今春のリーグ戦へ、充実の戦力で臨む。

 主な新入生は以下の通り(2月10日時点)★は甲子園出場

 <投 手>
★広瀬 賢汰(尽誠学園)
★田中 謙心(智弁学園)
★横山 宏伸(高知中央)
 高原 雅幸(大体大浪商)
 杉山竜之輔(奈良大付)
 橋本 一輝(大阪偕星学園)
 濱永 優人(鹿児島城西)
 中川 暁翔(盛岡大付)

 <野 手>
★中道 優斗(智弁学園)
 竹田 陽翔(神戸国際大付)
 坊野 幸樹(藤井学園寒川)
 吉田 玲和真(藤井学園寒川)
★市原 悠希(近江)
★小西 大心(敦賀気比)
 藤瀬 瑛士(石見智翠館)
 福永 彪駕(大阪偕星学園)
 富田 一輝(奈良大付)
 笠木 天磨(中京)
 神代  晋(神戸弘陵)
 村田 悠心(上宮)
 関口 勝正(浪速)
 森  浩矢(大阪偕星学園)

 <マネジャー>
 松本 乃愛(西条)
 梅田 夕輝(太成学院大高)
 坂下  想(広陵) 

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