ソフトバンク 徐若煕は“モイネロ級”の伸び 「ブラザー」谷川原と初コンビ

[ 2026年2月3日 06:00 ]

ブルペン投球するソフトバンク・徐若熙(撮影・岡田 丈靖)
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 モイネロ級だ――。ソフトバンクの新外国人・徐若熙(シュー・ルオシー)投手(25)が2日、初めてブルペン入り。6、7割の出力で45球を投げた。顔がそっくりと話題の谷川原健太捕手(28)が志願してコンビを組み、強く垂れない直球を昨季MVP左腕の名前を出し“モイネロ級”と表現した。持ち前の制球では、NPB球への対応力も示した。

 最速158キロを誇る台湾No・1右腕の徐若煕が、ポテンシャルの高さをさっそく示した。「HSU」と背にプリントされたユニホームで45球を投じた。

 「実戦に向けて早めに仕上げてきて6、7割の力で今のところ直球は凄く順調。あとは変化球。もう少しレベルアップしていく」

 全力ではないものの、スピードガンは投げ始め時点の直球で144キロを刻んだ。ブルペンでボールを受けた谷川原はその直球を絶賛する。「低めの直球が垂れないし、強くて伸びてくるんです。10割で投げたら、とんでもないと思う。力を入れたらモイネロの直球に匹敵すると思います」と目を丸くした。

 制球力でもアピールした。小久保監督、城島健司CBOらが見守る中で直球を中心にカーブ、スライダー、チェンジアップを投げた。カットボールは次回にお預けとなった。審判がついた状態で33球中ストライク判定は25球。ストライク率76%と台湾・味全時代も最大の魅力だったコントロールを披露した。慣れないNPBの公式球も「台湾の球よりもコントロールしやすかった」と笑顔。NPBのストライクゾーンに関しても「ゾーンが広い。上下、高さがあっても取ってくれる」。対応力の高さもある。

 日米複数球団の争奪戦の末に3年推定15億円の大型契約で入団。23年に台湾シリーズMVPに輝いた右腕の投球を見守った小久保監督は「きれいなフォームでバランス感がいい。足の上げ方なども工夫していた」とフォルムの美しさを称える。倉野投手コーチも「素材の良さとバランスの良さが、分かった」と振り返った。

 WBCに挑む台湾代表にも内定し、今後はWBC球で調整し、中旬以降にチームを離れる。キャンプ中はライブBPや紅白戦にも登板する見通しだ。新天地でも開幕ローテーション入りが期待される背番号18は「どんな相手でも“台湾は強い”と思われたいですし、トップレベルでローテーションに入りたい」と、ストレートな思いをぶつけていた。 (井上 満夫)

 ○…“そっくりバッテリー”が初コンビとなった。入団後から顔がそっくりと言われる徐若煕と谷川原。ブルペン投球後には谷川原から「顔が似ていると言われるんです」と伝え「ブラザー(兄弟)!」と話しかけると、新助っ人も「僕も奥さんに(谷川原と顔が)似ていると言われたんです」と明かした。

 ◇徐 若熙 (シュー・ルオシー)2000年11月1日生まれ、台湾・桃園市出身の25歳。平鎮高から19年のドラフト1巡目で台湾・味全に入団。23年には台湾シリーズでMVPを獲得した。昨季は19試合に登板し、5勝7敗、防御率2.05。1メートル80、76キロ。右投げ右打ち。

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