オイシックス静岡C開始 新任の桑田CBOの発案で午後3時には自主練習も含め全ての練習が終了

[ 2026年2月2日 05:00 ]

練習前のミーティングで笑顔を見せるオイシックス・桑田CBO(右)
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 いきなり“桑田改革”だ!ファーム参加3年目を迎えたオイシックス新潟アルビレックスBCは1日、静岡県伊豆市で春季キャンプをスタートさせた。巨人で通算173勝を挙げた前巨人2軍監督の桑田真澄チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO=57)も本格始動。例年より大幅に早い午後3時には自主練習も含め全選手を切り上げさせるなど早くもイズムを注入した。

 午後3時。球春到来を告げるキャンプ初日が早々に終わった。30分ほどで片付けが終了。例年なら自主練習でにぎわっているグラウンドには誰もいなくなった。プロのキャンプでは異例の早さでの終了。新任の桑田CBOの意向が強く反映されていた。

 「キャンプはくたくたになるまでとか、泥んこになって、という野球の古い考えが抜けない。今は練習して栄養を取って、睡眠を取らないといけない」

 “地の利”も生かした視点だ。キャンプ地の中伊豆はワインでも有名な土地。巨人退団後、今回のCBOのオファーを受ける前は「ワイン造り」にも興味を示していた男は「その土地の特性を生かすことは大事。ワイナリーがあるということは朝と夕は気温が下がる。じゃあ“暖かい時間帯に良い練習をやろうね”ということ」と説明。低い気温での運動は故障にもつながるだけに今キャンプは全体練習を午後2時までとし、その後の自主練習は1時間限定とした。

 昨年までは各自が長時間の自主練習を行い、室内練習場で利用可能な午後10時まで打撃練習を行う選手もいた。昨年12月の就任会見時に育成のキーワードとして「サイエンス、バランス、リスペクト」の3つを掲げていた桑田CBOは「フリーにすると永遠とやる選手もいる。科学的にもある程度(の時間)を過ぎると、うまくならないと分かっている」と“時短”の根拠を説明した。

 この日は「選手の名前と顔を一致させること」と野手をメインに視察。捕手の二塁送球の練習にも付き合い、投手役も務めて約30球を投じる場面もあった。レジェンドの加入で例年よりも多い報道陣とファンが集結。選手らは良い緊張感で、効率よく汗を流した。

 「ちょっとした気づきや考え方の違いで劇的に成長する可能性がある。その可能性を最大限、引き出してあげたい」と桑田CBO。改革の手は緩めない。(大島 享也)

 ≪選手には好評≫異例の早さである午後3時での練習終了も選手には好評だった。大川は「凄くいい」と歓迎し、全体練習後はフリー打撃に取り組んだ。昨年は自分が納得いくまで長時間の打撃練習を行ったが「物足りないぐらいで終わって、部屋で悩む時間があってもいい」と言う。翌日に疲れを残させないという桑田CBOの意図もくみ取り「治療に充てたい」と時間を有効活用する。

 ≪ブルペン一番乗りは守護神・上村≫ブルペン一番乗りは、守護神の上村だった。変化球も交えて計36球を投じ「勝負は始まっている。どんどん上げていきたい」と今後を見据えた。過去2年連続で20セーブ以上をマークし、今季も守護神の座を狙う25歳右腕。練習の終盤には桑田CBOからフォームなどのアドバイスも受け「すぐに実践したい」と目を輝かせた。

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