三菱重工East・安達壮汰 今季は先発での活躍誓う「春から活躍して、本大会でもバリバリ投げたい」

[ 2026年1月27日 08:00 ]

今季は先発としての活躍を誓った三菱重工East・安達(提供写真)
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 大一番で投げられなかった悔しさが、三菱重工East・安達壮汰投手(23)が今季を戦う上で原動力の一つだ。2連覇を狙った昨年の都市対抗野球大会。初戦のNTT西日本戦は、0―0のまま8回を終えた。リリーフに備え、ブルペン待機していた左腕。だが、登板を告げられることなく、最終9回に動いた熱戦は1―2で敗れた。

 「行きたい気持ちはありましたが、まだ僕への信頼はなかった。悔しかったです」

 抱いた負の感情は自分自身に向けられたものだった。昨季は法大から入社1年目。夏前から徐々に登板機会を増やし、ベンチ入りを勝ち取ったが、重要な局面を任せてもらうまでには至らなかった。都市対抗を終えてからは、より一層、奮起。日本選手権出場をかけた関東代表決定戦2回戦のJFE東日本戦で、入社後初の公式戦先発に抜てきされた。

 「通用するという手応えもありましたし、一方で体力のなさも痛感した一戦でした」

 一発のある強力打線を相手に、4回1/3を投げ3安打無失点。長打を一本も許すことなく、5三振を奪う快投だった。2―0の勝利を呼び込んだ一方で、わずか65球での降板。序盤から飛ばした分、中盤以降を投げきる体力は残っていなかった。

 「今年は先発として活躍したい思いがあります。7回ぐらいまでは投げ続けられるようにしないといけません」

 昨年10月に新チームを結成してからは、投げるスタミナを徹底的に強化してきた。年末までの2カ月強、100球以上の投げ込みを週3回。「1球目と同じ球を何球投げられるかを求めていました」。右足を上げてからマウンドに着地するまでの並進運動をできる限り長くすることで、投球の再現性を高めることに注力。冬の期間でフォームを固め、躍進のシーズンを待ちわびる。

 「今年は春から活躍して、都市対抗予選もバリバリ先発で投げ、本大会のマウンドも任せてもらえるよう頑張ります」

 球速は140キロ台前半ながら、ゆったりとしたフォームから投じられる直球は強豪相手でも十分に通用する。球持ちの良さから来るスピン量の多さが生む、ベース板での球威も持ち味の一つ。捲土重来を期すチームに、安達が新風を吹き込む。
 

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