立大で芽生えたマネジャーの矜持、東芝から届いたオファー…竹間心マネジャーが夢見る父との「ドーム決戦」
Photo By スポニチ
【東京六大学野球 次の100年へ】
「学生野球の父」の飛田穂洲、「ミスタープロ野球」の長嶋茂雄、阪神を日本一に導いた名将・岡田彰布も、1925年(大14)に始まった東京六大学野球を彩った。2025年に創設100周年を迎えた日本最古の大学野球リーグを支える人々を紹介するインタビュー連載「東京六大学野球 次の100年へ」。第10回は立大時代に主務を務め、現在は社会人野球の東芝野球部を支える竹間心マネジャー(26)。社会人野球に憧れ続けた男が天職に就いている。
(聞き手 アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)
――竹間マネジャーは昨年に創設100周年を迎えた東京六大学野球リーグに所属する立大出身。大学時代もマネジャーだった。
「立大には投手として入部しましたが、1年夏にマネジャーになりました。神宮のマウンドで投げることが夢だったので複雑な心境でした。ただ、当時の溝口監督から“誰でもできるポジションではない。竹間に託したい”というお話をいただまして、“裏方としてチームを優勝に導こう”と決心がつきました」
――父は長年、日本生命を指導し、今季から監督に就任した竹間容祐氏。相談したか。
「当時の父は相手チームの分析などを担当するコーチでした。マネジャーの話をした時、父からは“誰もができるポジションじゃない。名誉あることだ”と言葉をかけてもらえました。凄く心に響きましたね。やっぱりマネジャーは裏方で、なかなか評価されないポジションだと分かっていたんですけど、野球界に長年いる父親にそう言われたので“マネジャーをやろう”と思えた。もう迷いはありませんでした」
――立大野球部の最上級生になった3年秋に主務就任。マネジャーをやり切ってどうだった。
「メディアやメーカーの担当者への対応、リーグ戦の運営で大人の方と関わる機会が多かったので(大学生でありながら)社会を経験できました。業務を通して“マネジャーはチームの中では裏方だけど(窓口となる)対外的にはチームの顔なんだ”と考えが変わってきた。チームの勝敗に直接関わることはできませんが、マネジャーの仕事はチームの見られ方にも関わる。立大野球部を背負う思いを持っていました」
――東京六大学野球のマネジャーは企業から評価も高い。就職はどう考えていた。
「小さい頃、将来の夢の欄には“社会人野球の選手”と書いていました。父親が日本生命の選手、指導者だったので大会の応援に行きましたし、社会人野球が身近な存在でした。大学でマネジャーになってからも“野球に携われたらいいな”という思いは持っていました。3年生の終わりくらいに就活をしていて、スポーツに関わる企業や銀行、建設会社などいろいろな業界を受けていました。そんな時に東芝野球部から“竹間をマネジャーで”というオファーをいただきました。驚きました。そして本当にうれしかったです」
――父と同じ社会人野球が職場に。大学野球と社会人野球のマネジャーの仕事に違いはあるか。
「まずは人数ですね。大学はチームによっては10人以上いることもありますが、社会人野球は各チーム1人か、2人。そして、大学野球では最上級生が主務を務めるケースが多く、ほとんどの部員が下の学年になります。ただ、社会人野球では自分の場合、年上の選手が多くいまして、その方達にも指示を出す必要がある。だからアンテナを張る機会が多くなりましたね。そしてチームが休みの時でも、会社での打ち合わせや大会運営などの業務があります」
――やりがいは。
「社会人野球は大人の甲子園。(都市対抗を戦う)東京ドームで野球ファン、各チームの社員の方の応援の中で行われる野球は特別です。キャンプや遠征でいろいろなところに行くこともでき、多くの人とつながりが生まれるので楽しいですね」
――父は今季から日本生命の監督。メッセージを。
「まずは監督就任おめでとうございます。今年のJABA大会で日本生命と東芝が一緒の大会はないので、対戦するとなれば都市対抗(東京ドーム)か日本選手権(京セラドーム)しかない。お互いに厳しい戦いを勝ち抜いて、ドームで試合ができることを楽しみにしています」
◇竹間 心(ちくま・こころ)1999年(平11)11月9日生まれ、東京都千代田区出身の26歳。立教新座(埼玉)ではサイド右腕としてプレーし、当時の最速は138キロ。立大野球部には投手として入部。1年夏にマネジャーに転身し、3年秋から主務を務めた。卒業後は東芝に入社し、野球部マネジャーとなる。趣味は旅行、ゴルフ。1メートル72、75キロ。右投げ両打ち。
野球の2026年1月23日のニュース
-
阪神・早瀬朔は「さくさくパンダ」が愛称!?谷端将伍とサンテレビ「熱血タイガース党!」出演
[ 2026年1月23日 21:28 ] 野球
-
藤浪晋太郎 日本中が注目した“ライバル”大谷翔平とのプロ初対決「これ、ぶっちゃけ…」
[ 2026年1月23日 21:11 ] 野球
-
落合博満氏 高校野球の7回制案に「高校球児はどういう考えを持っているのか」
[ 2026年1月23日 20:10 ] 野球
-
落合博満氏 ラグビーは好き、野球は仕事だから好きじゃない!?
[ 2026年1月23日 20:05 ] 野球
-
落合博満氏 総理大臣になれてもプロ野球選手にはなれない!?
[ 2026年1月23日 20:00 ] 野球
-
立大で芽生えたマネジャーの矜持、東芝から届いたオファー…竹間心マネジャーが夢見る父との「ドーム決戦」
[ 2026年1月23日 19:42 ] 野球
-
藤浪晋太郎&北條史也を“大失態”から救ったドラフト同期の男気「大人ってすげえ!」
[ 2026年1月23日 19:16 ] 野球
-
藤浪晋太郎 プロ1年目でも相手打者のレベルに驚かなかった理由「あんなヤツが1~9番まで…」
[ 2026年1月23日 19:10 ] 野球
-
ソフトバンク・牧原大成 万能ぶり生かしWBC貢献へ「スーパーサブ的な感じだと思っているので」
[ 2026年1月23日 18:39 ] 野球
-
則本の人的補償で楽天に移籍の巨人・田中千晴「これまで以上に成長した姿をお見せできるよう」
[ 2026年1月23日 18:37 ] 野球
-
楽天 人的補償で巨人・田中千晴投手を獲得 則本FA移籍で 阿部監督「ジャイアンツでの経験生かして」
[ 2026年1月23日 18:12 ] 野球
-
ロッテ育成3位の杉山諒が角中に“弟子入り”志願 「基礎からいろいろ聞きたい」
[ 2026年1月23日 18:11 ] 野球
-
ロッテ育成2位の高橋快秀が初ブルペン入り 直球のみ20球「思っている以上に良かった」
[ 2026年1月23日 17:43 ] 野球
-
ヤクルト 今季のスローガン発表 「燕心全開」 池山隆寛監督「エンジン全開で熱く戦って行く」
[ 2026年1月23日 17:41 ] 野球
-
ヤクルトドラフト1・松下歩叶はキャンプ1軍スタート 池山監督「ドラ1は目玉」
[ 2026年1月23日 17:33 ] 野球
-
慶大で「天国と地獄」見た…東京六大学で20勝の外丸東真が東芝で復活へ「投げることを我慢して鍛え直す」
[ 2026年1月23日 16:53 ] 野球
-
西武 春季キャンプのメンバー分け発表 育成選手の高橋礼が1軍 新人は1位・小島大河ら3人
[ 2026年1月23日 16:47 ] 野球
-
江川卓氏 巨人に新加入の外国人投手3人をほぼ初見で“査定”「3人の中で一番いい」のは?
[ 2026年1月23日 15:37 ] 野球
-
楽天の新人が海外トレから帰国し自主練習 体調不良だった1位藤原聡大も1軍キャンプに向け「もう大丈夫」
[ 2026年1月23日 15:21 ] 野球
-
オリックスが春季キャンプメンバーを発表 麦谷祐介、寺西成騎ら44人がA組スタート
[ 2026年1月23日 15:00 ] 野球
























