阪神・伊原陵人 “ボクサー筋”鍛えマッスル! 2年目は夏バテ“ノックアウト”へ「信じてやるしかない」

[ 2026年1月7日 05:15 ]

自主トレでキャッチボールする阪神・伊原陵人(撮影・亀井 直樹) 
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 今季は夏バテをノックアウトだ!阪神・伊原陵人投手(25)が6日、奈良県香芝市の母校・大商大グラウンドで自主トレを公開した。今オフは「前鋸筋(ぜんきょきん=別名・ボクサー筋)」強化に着手していることを明かした。1年目の昨季は6月までに5勝も、その後は“息切れ”で未勝利。課題克服を目標にレベルアップに励む左腕が今季のキャリアハイとローテ完走へ向けて本格始動した。

 すでに伊原の戦いは始まっていた。昨季は夏場に苦戦。課題克服へ向けて今オフは「前鋸筋」の強化に着手した。その目的は明確。別名「ボクサー筋」を鍛えることで投球フォームの安定感につながると明かした。

 「僕の投げ方的に、そこ(前鋸筋)をうまく使わないといけないと。体のラインをしっかり使って投げるという意識を持った方が、自分の感覚だったり、ボールの数字だったりというのが良かった」

 きっかけは昨年12月だった。外部のトレーニング施設を訪れた際にパフォーマンスの効率を高めるためのヒントを発見。「(前鋸筋の強化は)僕の投げ方にはハマるトレーニング」。同施設ではデータなども参考に左右の筋肉を強化。トレーニング自体に派手さはないが、とにかくきつい。両手で重いダンベルを前に抱えた体勢で、前鋸筋に負荷をかけながら歩くトレーニングなどを継続している。

 「信じてやるしかない。(1年目を終えて)投げることに関してのレベルアップがいるなと凄く感じた。1年間、パフォーマンスを発揮するための、トレーニングだったり、考え方だったりというところを学んでいる」

 1年目の反省が原動力だった。昨季は中継ぎとしてスタートも、初先発した4月20日広島戦では5回無失点に抑えてプロ初勝利。6月8日オリックス戦では5勝目を挙げた。しかし、その後は未勝利。6月22日ソフトバンク戦からは6連敗を喫した。疲労が蓄積しやすい夏場に低迷。そこで力を発揮しなければプロの世界で生き残ることはできない。

 「(夏場が過酷なことは)全員一緒。(克服するために今は)1年間いいパフォーマンスをするための準備期間だと思っている」

 年明けは3日から始動。この日はキャッチボールやランニングなどで約4時間も汗を流した。「ここで一生懸命やったことは思い出すことができる。1年間戦力として、使っていただけるようにしたい」。大商大時代はドラフトで指名漏れを経験。原点回帰できる母校のグラウンドで今季の目標にはキャリアハイを掲げた。先発ローテーション定着が期待される背番号18はKOされることなく、最後まで戦い抜く覚悟だ。(山手 あかり)

 ≪ビジター球場でも勝つ!≫
 ○…“内弁慶”を克服だ。昨季5勝を挙げたうち4勝は本拠地の甲子園。一方、ビジター球場では6月1日広島戦の1勝だけに終わった。球団投手がプロ入り2年目までに甲子園を含むセ・リーグ本拠地6球場すべてで勝利を挙げれば藪恵壹(94、95年)以来の快挙となる。「どこの球場でも、相手に勝ちたいのは一緒。結果を出すのは自分なんで」と表情を引き締めた。

 ≪ヤクルト・大西先輩も太鼓判≫
 ○…この日は、大商大の3学年先輩であるヤクルト・大西との合同自主トレに励んだ。キャッチボール相手を務めた大西は「やっぱりいい球を投げる。元気だな。(今季は)やってくれるんじゃないかと思う。ヤクルト以外で」と調整ぶりに目を細めた。今季2年目の若虎に対して先輩右腕はヤクルト・石川から授かった金言を伝授。「“焦らない”ことを教えてもらって、それを常に思っている。しっかり伊原にも伝えてやっていきたい」と話した。

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