ソフトバンク 前田悠伍が来季3年目の新人王へ「千賀塾」で肩甲骨を正す

[ 2025年12月18日 06:00 ]

タマスタ筑後の室内練習場でキャッチボールするソフトバンクの前田悠(撮影・昼間 里紗)
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 ソフトバンクの前田悠伍投手(20)は17日、タマスタ筑後で師と仰ぐメッツ・千賀滉大投手(32)との合同自主トレを行った。2023年ドラフト1位左腕だが、プロ2年間の成績は1勝1敗。12月上旬から入門しており、「新人王」を誓った3年目へ向けて千賀からアドバイスされた“肩甲骨”の使い方を根本から見直し、手応えをつかみつつある。

 前田悠の表情は充実感に満ちていた。この12月、合同自主トレを行うメッツ・千賀について聞かれると「師匠ですね」と言った。相手の都合がつく日は必ず、たっぷり稽古をつけてもらっている。現在、最も意識するのは、肩甲骨の動きだ。

 「肩甲骨を正しく入れ込む動きをめっちゃやっています。(今まではその)感覚がなかった。体現できたら、勝手に球がのっていくと思っています。千賀さんの教えですね」

 投球の際、肩甲骨を下げるよう意識するといい、言葉にすれば“肩甲骨の下から投げる”感覚だ。千賀との練習が始まった今月上旬から取り組み「毎日教わっていて、頭では日々理解しています。きょうはそれが自然とできた」と語る。投球練習などで実践する段階には到達していないが、17日の練習はこれまで以上にイメージと動きが一致してきた。

 すぐに吸収できなくても根気強く教えてくれた千賀からは「めちゃくちゃいいやん」と声をかけられたといい「びっくりしています。自分でも」と笑顔だ。練習日には午前10時からウエートルームで体を動かし、昼食をとってからジャンプやダッシュメニューをこなし、最後に投球練習を行う。午後4時までの約6時間、一番近い場所で教わりながら練習をしており、「力の伝え方が上手だから効率がいいと思う」と“教科書”でもある千賀の動きを学んでいる。

 大阪桐蔭では2年春の選抜で優勝。明治神宮大会は1、2年時に史上初となる連覇を果たした。23年ドラフトでは外れ1位で3球団が競合し、鳴り物入りでプロの門をくぐった。ただ、2年間は通算4試合1勝1敗、防御率6・91と思い描いたものではなかった。

 3年目の来季、目標を問われると「新人王」と答えている。活躍ができなかったぶん、通算投球回は同賞の規定内30イニング以内にいる。ソフトバンクでの背番号「41」でもつながっている師匠とこの冬、密度の濃い時間を過ごしつつ、前田悠は本気で開幕ローテーションの座を奪いにいく。  (昼間 里紗)

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