50メートル5秒69“日本記録更新?”した明大・岡田啓吾の足に注目!

[ 2025年12月12日 11:33 ]

 「来季は走ります!」と榊原(右)とポーズを決める岡田
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 5日から松山市で行われた侍ジャパン大学日本代表候補の強化合宿。全国から60人の有望選手が集合し、明大の岡田啓吾内野手(3年=前橋育英)も初参加でそのメンバーの中にいた。シート打撃では2安打を放ってアピールをしたが、それ以上に「ホントか?」と首脳陣を驚かせたのが最終日の7日、最後に行われた50メートル走だった。

 21年から正確な数値を出すため光電管計測器を使用。ユニホームのまま自分のタイミングでスタートを切るのだが、岡田の1本目に出したタイムが、なんと異次元の5秒69だった。50メートルの正式な日本記録は、21年東京五輪代表の多田修平が今年2月にチェコの室内大会で出した5秒73。60メートル走の50メートル通過タイムだが、これも公認記録となる。号砲が鳴ってからスタートする陸上競技とは違うとはいえ「最終日で疲れていたけど、いいタイムが出てよかった」と岡田は満足そうに話した。2本目、3本目も5秒8を出しており“まぐれ”ではなさそうだ。

 秋季リーグ戦からレギュラーをつかみ、二塁・1番で活躍。打率・389をマークし初のベストナインを獲得したが、盗塁はわずか1個と少なかった。実は開幕試合となった東大2回戦で、飛球を捕りにいって光弘帆高(同=履正社)と交錯。左足の前脛腓(けいひ)靱帯を損傷する重傷を負い、次週の慶大戦を欠場した。出場は無理かと思われたが、3カード目の法大戦から戸塚俊美監督に直訴して復帰。しかし最終戦まで足の痛みは残り、盗塁は封印していたのだ。

 同じく合宿に参加していた榊原七斗(同=報徳学園)、田上夏衣(2年=広陵)も5秒9台をマーク。まだ打順は確定していないが、もし岡田―田上―榊原が1~3番に並べば、1985年に誕生した大洋(現DeNA)のように「スーパーカー・トリオ」が結成できる。「盗塁はスタートが大事。足が速いから成功するとは限りません。来シーズンまでにそのへんを強化していきたい。この3人で30盗塁できたら勝利に近づくと思います」と話す。副将に就任し、チームの顔となる立場。101年目を迎える来シーズン、V2を狙う明大にとって岡田の足は最大の武器となる。

 ◇スーパーカー・トリオ 1985年、大洋(現DeNA)の近藤貞雄監督が「走るチームをつくる」と1番に高木豊、2番に加藤博一、3番に屋鋪要を置いた。高木が42盗塁、加藤が48盗塁、屋鋪が58盗塁を成功させ、3人で148盗塁を記録した。1チームで3人が40盗塁以上はNPBでは初めて。

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