現役ドラフトで阪神へ移籍の浜田太貴に亀山つとむ氏が太鼓判 左翼も守れてパンチ力があり20発打てる!

[ 2025年12月11日 05:15 ]

現役ドラフトでヤクルトから阪神への移籍が決まった浜田
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 20発いける!本紙評論家の亀山つとむ氏(56)が10日、現役ドラフトでヤクルトから阪神への移籍が決まった浜田太貴外野手(25)のパンチ力に太鼓判を押した。球団史上初のリーグ連覇&3年ぶりの日本一を狙う上で、「左翼」は最重要の補強ポイント。今季は低調だった6番以下の得点力不足を埋めるだけではなく、激しい定位置争いによる相乗効果にも期待を寄せた。

 端的に言えば、20発を打てる選手が欲しいということだろう。立石(創価大)をドラフト1位で指名したことからも分かるように、阪神に最も必要なのはパンチ力のある右打ち。補強も右打ちの野手で固めている中、もう一つ、カンフル剤になり得る選手を獲るんだという球団の強い意思を感じた。それが、浜田というわけだ。

 浜田は見るからに馬力がありそうで、中・長距離ヒッター。今季も打球方向の半数が左翼へのもので、典型的なプルヒッターと言える。甲子園は浜風を味方につけることができるから、20発を打てる可能性は十分にある。環境が変わった1年目で、一気にブレークする選手をたくさん見てきた。6番、もしくは7番ぐらいに入ってくれれば、打線の厚みが増すことは言うまでもない。

 1勝4敗に終わった、ソフトバンクとの日本シリーズ。3連敗した甲子園での3試合はわずか5得点に封じ込められたが、改めて浮き彫りになったのが6番以下の弱さだった。第5戦のソフトバンクの決勝点は、6番・野村の右越えソロ。打線全体における「あと一人」の差が如実に表れた一戦でもあった。

 おそらく、浜田はレフトとしての出場が期待されるが、今季は19試合でライトとしても先発しており守備に不安はない。甲子園の外野守備はドーム球場や人工芝球場に比べると難しくなってしまうが、レフトに関しては打球が上がればホームランになってしまう。後ろのポジショニングさえできれば、ライトに比べて難易度は下がる。投げる距離も短いので守備に神経を使う必要はなく、レギュラーを獲っても不思議ではない。

 純粋に戦力として楽しみな選手だが、浜田加入による相乗効果も見逃せない。今季、レフトでスタメン出場した選手は何と11人。春先はアピールできていた期待の前川も、定位置をつかめずに終わった。その前川はもちろん、同じ右打ちの中川、小野寺、豊田だって黙ってはいないし、遊撃から回っていた高寺、熊谷も大きな刺激を受けるだろう。リーグ優勝してもなお、前進し続ける藤川監督。一番気にかけているであろう「6番・レフト」の穴を本気で埋めにかかっている。
(本紙評論家)

 ◇浜田 太貴(はまだ・たいき)2000年(平12)9月4日生まれ、北九州市出身の25歳。明豊(大分)では2年夏の甲子園でベスト8。高校通算45本塁打。18年ドラフト4位でヤクルト入団。23年には自己最多の103試合に出場し、打率・234、59安打、5本塁打、22打点を記録した。1メートル77、81キロ。右投げ右打ち。

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