阪神・中野拓夢「高く評価してもらえた」入団6年目史上最速タイの年俸3億円でサイン 虎ドラ1以外では初

[ 2025年12月4日 05:15 ]

契約更改交渉を終えた中野は来季の目標に“全試合”出場を掲げる(撮影・大森 寛明)
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 阪神・中野拓夢内野手(29)が3日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、来季年俸3億円でサインした。今季年俸の1億4500万円から2倍以上の昇給。20年ドラフトで6位として入団しており球団でドラフト1位入団以外の選手が年俸3億円に到達するのは初めてとなった。来季6年目での3億円到達はプロ野球史上最速タイ。また、及川雅貴投手(24)は7000万円増で来季年俸は初の大台となる1億円で更改した。

 来季6年目でのスピード到達に、中野の顔がほころぶ。2倍増を超える年俸3億円。「2番打者として目に見えない、数字で表れない部分を高く評価してもらえました」

 3年連続全試合(143試合)に出場して打率はチームトップ、リーグ5位の・282。佐藤輝の本塁打&打点の打撃2冠や、村上の最多勝利&最多奪三振&勝率第1位の投手3冠ほどの派手なタイトルはないが、両リーグ最多の44犠打など2番打者の役割が、4番打者やエース投手と同様の貢献度として認められた証だ。

 昨年は打率・232まで低迷し、今季は打撃フォームやスイングを改造して打撃を見直した。「追い込まれてもコンパクトに振ってコンタクト率を上げた。あまり力を入れて振らない方がいいんだな、と」。初めて二塁手部門でベストナインに選出され、ゴールデングラブ賞とのダブル受賞に輝いた。

 「来季もこのスタイルを継続して、打率3割を目標としたい。たくさんヒットを打てればもちろんいいのですが、四球や犠打が大事。打者だったら、やっぱり首位打者は目指したいところ」。筋肉痛を避けるためにシーズン中にはやらない筋力トレーニングを、オフ期間の今は下半身を中心に徹底的に追い込んで、早くも来季へ向かっている。

 20年ドラフトで6位として入団。1年目からレギュラーを獲り、倍々のアップ率で昇給してきた。昨年こそ一度だけ足踏みしたが、レジェンドたちに肩を並べるところまできた。球団でドラフト1位入団以外の選手が年俸3億円に到達するのは初めてとなった。

 3番・森下、4番・佐藤輝、5番・大山のクリーンアップトリオがリーグの打点上位に並ぶのは、2番の中野が出塁し、好機を広げているから。数字ではわかりづらくても、連覇、日本一には欠かせない存在だ。 (畑野 理之)

 ○…中野(神)の入団6年目年俸3億円到達は、プロ野球最速タイ記録で、24年近本(神)の3億2000万円以来、この日3億4000万円で更改した伊藤(日)と並ぶ10、11人目。野手では23年村上(ヤ)6億円、前出の近本に続く3人目。ドラフト6位入団の中野は、摂津正(ソ)の5位を更新する下位入団でのスピード到達となった。

 ○…阪神生え抜き選手の3億円到達は25年大山に続く7人目。ドラフト最上位入団以外の到達は中野が初めて。プロ野球6位以下入団の現役選手で来季年俸3億円以上は、巨人・甲斐(育成6位)の3億円と2人だけ。

 ≪「ますだおかだ」増田が提案の「アチラ」は保留≫ 中野が「アチラ」に苦笑いし、保留した。11月29日に神戸市内で開催されたイベントに参加した際、ファンにある要望をしていた。「意識してしまうので、あまり連覇と言わないで」。23年は当時の岡田監督が優勝を「アレ」と表現して日本一に導いた。「岡田さんのように、ちょっと濁す感じでいいのでは」。これに対して虎党で知られるお笑いコンビ「ますだおかだ」の増田が「アチラ」を提案していたが「それは…。まあ、いいんじゃないですか」とあまりピンと来ていない様子だった。

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