巨人 4年連続の「走りの学校」で機動力アップ狙う 講師はボルトと練習した和田賢一氏

[ 2025年11月21日 09:26 ]

巨人の選手たちに走り方の講習をした「走りの学校」の代表を務める和田賢一氏
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 両手を挙げたまま走ったり、もも上げをしたり。川崎市のジャイアンツ球場。門脇や浅野、浦田ら巨人の若手選手を中心に走塁練習が繰り返された。指導をしているのはビーチフラッグス全日本選手権3連覇の経歴を持つ和田賢一氏(37)だ。

 「日本語で“走る”の動詞は1つしかない。でもジャマイカでは“ランニング”と“スプリント”2つの動詞がある。日本は“ランニング”で速く走ろうとしているのでスピードが上がらないんです。要は適した動きじゃないので、ハムストリングスを肉離れしてしまう。今のスポーツ界のすごく大きな問題なんです」

 陸上男子100メートル世界記録保持者のウサイン・ボルト氏(39)とジャマイカの地で練習をともにした経験を持つ和田氏。「100メートル走が8年間速くならなかったのに、ボルトさんと3カ月練習をする中で1秒速くなったんです」。走り方を追究し、自身が代表を務める「走りの学校」を創設するきっかけになった。

 鈴木尚広2軍外野守備兼走塁コーチを現役時代に指導していた縁もあって巨人での講習が実現。「走りの学校」による講習は4年連続4度目だ。

 「野球は単に走るだけではない。盗塁は止まった状態から、守備は動いてる状態から加速しないといけない。盗塁のスタート、帰塁、タッチアップ、守備の反発をもらったスタート。プレーに応じた技術を特に力を入れさせていただいています」と状況に応じた走り方を伝授している。

 チームは今季リーグワーストの53盗塁。阿部監督は秋季キャンプで機動力を意識した練習に重きを置いた。V奪回を目指す来季、足で得点を奪う姿を期待したい。(記者コラム・青森 正宣)

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