【日本選手権】Honda鈴鹿が前回王者トヨタ自動車を破って8強 花城凪都が好救援

[ 2025年11月9日 06:00 ]

第50回社会人野球日本選手権大会2回戦   Honda鈴鹿2―1トヨタ自動車 ( 2025年11月8日    京セラドーム大阪 )

<Honda鈴鹿・トヨタ自動車>勝利し、スタンドの声援に応えるHonda鈴鹿ナイン(撮影・後藤 正志)
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 2回戦3試合が行われ、8強が出そろった。Honda鈴鹿は、前回王者のトヨタ自動車を2―1で下して18年以来7年ぶりの8強入りを決めた。2番手の右腕・花城凪都投手(30)が2回1/3を被安打1、無失点と好救援。NTT東日本は今夏の都市対抗覇者・王子を6―1で破り、ヤマハはJR東海に10―4で勝利した。

 Honda鈴鹿が起こすドラマは1回戦の完全試合で終わりではなかった。2回戦は前回王者との対戦。ブルペンでは、ロッテ7位指名の田中大聖や最速155キロ右腕の川原嗣貴らが肩を温めていた。その中、同点の7回2死二塁と救援陣の出番が訪れた時、真っ先に声がかかったのは大卒8年目で日本選手権未登板の花城だった。

 20年都市対抗以来5年ぶりの2大大会登板で「なぜか調子が良い」と沖縄出身の陽気さが役に立つ。1番打者の熊田任洋を一ゴロに仕留めて切り抜けると、直後の勝ち越し劇を呼んだ。自己最速を更新する150キロも計測。無失点に抑えて優勝候補の本命を止めた。

 日本選手権14度出場の強豪が、23年から2年連続で2大大会出場を逃す苦境にいた。それでも今年は、ドラフト解禁年を迎えた田中、川原の両右腕ら投手陣が強みになった。その傍ら、花城は今夏都市対抗で未登板。「投げられなくても勝てれば全然大丈夫」。若手を見守るベテランに腐る様子はなかった。そして今大会、大卒7年目の井村勇介が完全試合を達成し、2回戦は井村と花城でつないだ。

 ドラフト指名投手が控える場面でも、真鍋健太郎監督は「花城の調子が良い」と迷わなかった。好調の要因を問われた花城は「練習も変えていなくて…」と笑う。地道に努力を続けたベテランたちが、ドラマの中心にいる。 (河合 洋介)

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