ド軍ディーン「ちょっと怖かった」両軍の明暗分けたプレー振り返る「ルールは分かっていたけど…」

[ 2025年11月1日 14:11 ]

ワールドシリーズ第6戦   ドジャース3―1ブルージェイズ ( 2025年10月31日    トロント )

9回、中堅手のディーンはボールがフェンス下に挟まったことをアピールする(AP)
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 ドジャース大谷翔平投手(31)が31日(日本時間1日)、敵地でのブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第6戦に「1番・DH」で先発出場し、1安打1申告敬遠で勝利に貢献。投手陣は先発の山本由伸投手(27)が6回5安打1失点、佐々木朗希投手(23)が救援登板で相手打線を封じた。球団史上初、MLBでは3連覇した2000年のヤンキース以来25年ぶりのWS連覇に逆王手をかけた。運命の第7戦は1日(日本時間2日午前9時開始予定)に行われる。試合後、両軍の明暗を分けたプレーをジャスティン・ディーン外野手(28)が振り返った。

 2点リードの9回だった。佐々木朗希が先頭のカークにフォークボールがすっぽ抜けて死球を与えると、バージャーに高めの直球を左中間へはじき返された。この打球が幸運にもダイレクトで左中間フェンス下に挟まってしまう。この回から中堅に入ったディーンが手を上げてアピールしたが、この隙に一気に打者走者のバージャーまでも生還した。これが、エンタイトル二塁打の判定となると、ブルージェイズ側はチャレンジしたが、判定は覆らなかった。無死二、三塁でプレー再開。代わったグラスノーがこの大ピンチで登板。クレメントを一飛に収まると、ヒメネスの左飛で二塁走者のバージャーが飛び出し、併殺で試合終了。あっけない幕切れとなった。

 もし、これがクッションボールとして跳ね返った場合でも、代走に入った一塁走者のストローはすでに三塁を回っており、1点差となってなおピンチを招く状況だった。

 ボールがフェンスに挟まり、自身がアピールしている間にも走者は走り続けていた。どういう心境だったかと問われたディーンは「彼がまだ走っているのを見たとき、たぶん僕は口にしたと思う。“まだ走ってるぞ”って。ボールはフェンスに当たって止まった。だから“え、まさか?”と思った。ルールはわかっていたし、審判の判断を尊重しなきゃいけないのもわかっていたけど、ちょっと怖かった。でも、自分の野球の本能を信じた」と振り返った。

 挟まったボールの処理についても「実際に手を伸ばしてつかんだ時に、ボールが挟まっていて、引っ張っても一度では取れなかった。2回、ぐっと引っ張ってようやく抜けた」と説明した。

 さらに「最初に手を上げて“ボールが挟まっている”と示した。周りを見たら、みんな同じように手を上げている。それで下を見て、もう一度走者の方を見ると、まだ走っていた。“これはダメだ”と思って、すぐにボールをつかんだ。一度つかみ損ねて、もう一度つかみ直して、そしてすぐに投げ返した」と振り返った。

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