広島・末包昇大 来季は不動の4番誓う ピラティスを導入し柔軟性などを磨き外野の間を抜く長打を増やす

[ 2025年10月11日 05:45 ]

肩甲骨を使うイメージで、ティースタンドに置いたボールを右拳で突き上げる広島・末包
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 広島・末包昇大外野手(29)が不動の4番打者になるべく、新たにピラティスを導入したと明かした。チーム最多の63試合に先発しながら、定着できなかった今季を反省。柔軟性などを磨くことで長打を増やし、確率を上げたい考えだ。10日はマツダスタジアムで始まった秋季練習に参加。「4番を代えられたのは実力不足。来季は譲りたくない」と力を込めた。

 10月なのに汗ばむ陽気の本拠地。初日を迎えた秋季練習で、末包はノックや打撃、走塁練習などに励んだ。出場123試合、106安打、62打点でキャリアハイ、本塁打11本も自己最多タイながら、打率・243に甘んじた今季。満足感はなく反省が口を突いた。

 「ケガをしなかったことは良かったけど、打席をたくさん与えられた中で、この成績は情けない。特に本塁打と打点。トップクラスの選手と争える成績で終わりたかった」

 昨秋から取り組んだ打撃改造に一定の成果はあった。序盤は勝負強さを発揮し、5月18日の時点で半分の31打点をマーク。4月9日の中日戦から6月6日の西武戦まで4番に抜てきされた。だが、以降は徐々に下降線を描き、4番で先発しても長く続かなかった。

 「今年は4番での出場機会が多かった。やりがいを感じたけど、コロッと代えられるレベルだった。悔しさしかない。絶対に見返してやるという気持ち」

 4番での先発はチーム最多の63試合。生かせなかった現実を踏まえ、10月から新たな試みを始めた。退団した田中、堂林や坂倉らも取り組むピラティス。体幹や全身の筋肉を効率よく鍛えることで、柔軟性やバランス感覚が高まるとされる。

 「60%の力で100%を出せる、体をしなやかに使うイメージが必要なのかな…と。重さは上げられるので」

 ボール球を振って崩される課題克服へ、昨オフから視機能を高めるトレーニングを実践する。併せて導入するピラティスは、外野の「間を抜く、長打を増やす」のが目的だ。長打率は確かに、昨季の・381から今季は・373に悪化した。

 「本塁打を打つのが大前提だけど、二塁打になるような打球を増やしたい。今季は少なかった(18本)ので、打撃のアプローチで間を抜けるように」

 すべては不動の4番打者として台頭、君臨するためだ。新井監督は8日のオーナー報告後、チームの核となるエースと4番を育てる必要性に言及。日本選手が理想とした。

 「継続して4番に使ってもらえなかったのは、自分の実力不足。ただ、そこを目指さないことには自分の価値はないと思う。来季は代えられることなくやっていければな…と」

 5年目の来季、末包は30歳になる。もう中軸として自立したい。(江尾 卓也)

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