PSでの「投手・大谷」は先発?救援?ドジャース編成本部長「深く踏み込むのは…」“大谷ルール”にも言及

[ 2025年9月16日 10:49 ]

<ドジャース・フィリーズ>笑顔を見せるフリードマン編成本部長(撮影・小海途 良幹)
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 ドジャースのアンドルー・フリードマン編成本部長が15日(日本時間16日)、本拠でのフィリーズ戦の試合前にメディア取材に対応。大谷翔平投手(31)のポストシーズンでの起用法に言及した。

 ロバーツ監督が大谷の起用法について「現時点では先発起用を考えている」としつつ、一方で救援起用についても「もちろん議論には上がっている」と発言。ただ、先発投手が降板後もDH出場を続けられる「大谷ルール」は救援投手では活用できないため、慎重さが求められる。

 フリードマン編成本部長は「今の我々の考え方は、とにかくできるだけ多くの試合に勝つことに集中している、ということだ」とまずは目の前の試合に勝つことが大事と訴え「そして言っておきたいのは翔平はナ・リーグでも最高の先発投手の1人だと思っている。だから彼の役割がどうなるかは、我々がいつ試合をするかに依存する。当然ながら、彼を先発させて通常の中4日や中5日でまた投げさせることはしない。だからスケジュールが大きな要素になる。そのスケジュールがはっきりするまでは、深く踏み込むのは難しい」とチーム自体のポストシーズンの日程が決まるまでは決定できないだろうと見通しを示した。

 現状、ドジャースは西地区で優勝しても勝率で及ばないため、ワイルドカードからの出場が濃厚で、ワイルドカードは9月30日(同10月1日)から始まる。大谷は16日(同17日)のフィリーズ戦で先発予定で、今シーズンは基本的に中6日で登板していることから、このまま中6日で登板を続ければワイルドカード第1戦がローテーションと被ることになる。

 大谷の17日先発が偶然かどうかと質問されると、「現時点ではその調整は始めていない」と否定し、「繰り返すが、今はできるだけ多くの試合に勝つことを最優先にしている。彼を月曜に投げさせるか火曜に投げさせるかは、シーハンに日曜の登板前に1日余計に休みを与えるかどうかに関わってくる。もし翔平を今日(月曜)投げさせて、シーハンを明日(火曜)にしていたら、シーハンは日曜に中4日で投げなければならなかった。だから今はあくまで勝利を最適化することに集中している。まずは目の前の試合に勝ってポジションを固める必要がある」とした。

 その上で二刀流の大谷について「彼がチームにもたらすインパクトは、打つ方でも投げる方でも絶大だ。ただ、唯一心配なのは、二刀流で戦うと非常にアドレナリンが出るということだ。それは特別な負荷で、普通とは違う」と指摘。「だから去年、彼がその経験をできたことは幸いだったし、今年はその知識がさらに活きるはずだ。WBCを経験したことも、助けになると思う」と昨年、自身初のポストシーズンを打者限定ながら経験したことや23年WBCで救援起用を経験したことも今年のポストシーズンで大きな助けにはなるだろうとした。

 一方で救援投手として投げ終えた後にDHで出場ができない現状の「大谷ルールに」に関しは「あれは的を外したと思う。あのルールの趣旨は、本当に二刀流をできる選手を称えることだと思うんだ。実際にそれができる才能を持った選手は、今は翔平ただ一人だ」とフリードマン編成本部長。「そのルールは“二刀流を奨励し、インセンティブを与えるため”に作られたはずなのに、あの形は趣旨に合っていないと思う」と起用が限定的になってしまうとした。

 続けて「シーズン中に我々が(ルールを)変えろと主張するのは非現実的だが、将来的には変わるべきだと思う」とし「もし相手チームに二刀流をメジャーでこなせる選手がいたら、私は素直に帽子を取って称えるし、ルールがどうこうということを心配はしないだろう。だからこれはオフシーズン以降の課題だ」と来季以降に向けて、柔軟に「大谷ルール」を変えていくべきと語った。

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