リーグ連覇を狙った巨人 オフに万全の補強でチーム力強化も… どんなスポーツもケガが避けられない

[ 2025年9月15日 08:00 ]

5月に阪神戦で負傷した岡本

 セ・リーグは阪神が歴史的な独走で2年ぶりのリーグ優勝を果たした。2リーグ制以降では最速となる9月7日にV決定。その時点で2位・巨人には17ゲームの大差をつけていた。

 V決定の直後、ヤクルト戦を終えたばかりのDeNA・三浦大輔監督に「阪神の強さを感じた部分は?」と聞いた。答えは「(投打の)総合力」。そして指揮官は「ケガ人が少なかったのが一番」と続けた。

 長く、過酷なシーズン。試合中の避けられない故障がある一方で、適度な休養などのマネジメントで防げる故障もある。確かに阪神は、特に主力選手に故障者が少なかった。

 DeNAはこの日の時点で牧秀悟、宮崎敏郎が故障で離脱中。そして巨人は岡本和真、ヤクルトは村上宗隆や長岡秀樹らの長期離脱が、ペナント争いに影響を与えたことは否定できない。

 リーグ連覇を狙った巨人は、オフから積極的な補強を行った。中日から守護神ライデル・マルティネスを獲得。加えて助っ人では外野手トレイ・キャベッジに、日米通算200勝を目指す田中将大を楽天から。ソフトバンクからは甲斐拓也をFAで獲得した。

 さらに現役ドラフトで田中瑛斗、シーズン中にはトレードでソフトバンクからリチャード、米マイナーから乙坂智…。

 マルティネスはリーグ1位の41セーブ(14日現在)と期待通りの働きをみせ、キャベッジも岡本の離脱があったとはいえ16本塁打、50打点(同)はいずれもチームトップだ。

 田中瑛も中継ぎとして欠かせぬ戦力だし、リチャードも打率こそ低いものの「ロマン砲」としてここぞの一発でファンを魅了している。

 シーズンへ向けて万全の補強をしても、リーグ優勝は果たせなかった。その要因の一つといえるのが「故障」。どのチーム、そしてどんなスポーツでもケガとの戦いは避けられない。そして人の人生にも、思わぬケガや病気がつきまとう。

 亡くなった長嶋茂雄さんは「野球とは人生そのもの」と言った。野球、そして多くのスポーツは人生を投影している。だからファンは、夢中になって声援を送るのだと思う。(記者コラム・鈴木 勝巳)

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