ソフトバンク・柳町達 気迫のV撃「死ぬ気で打つという思いで打席に入りました」2戦連続逆転勝ち導いた

[ 2025年9月15日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4-3オリックス ( 2025年9月14日    京セラD )

<オ・ソ(19)> 6回、柳町は勝ち越しの適時打を放つ (撮影・須田 麻祐子) 
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 強い覚悟と決意で臨んだ打席だった――。ソフトバンク・柳町達外野手(28)が14日、得意とするオリックス戦(京セラドーム)の6回に決勝タイムリーを放った。交流戦MVPに輝くなど大きく躍進を遂げたシーズン。夏場に入り不振に苦しんできたが、最終盤で再び頼もしく快音を響かせている。チームは2試合連続逆転で連勝し、優勝マジックは12となった。

 0―3の6回に一挙4点を奪って連日の逆転劇。V打となる中前適時打を放った柳町は、一塁上で力強くガッツポーズを決めた。

 「最初の3打席が全くダメだったので、死ぬ気で打つという思いで打席に入りました。ここで打てなかったら終わりぐらいの、捨て身じゃないですけど…。気持ちを切らさずに出せたのが良かったと思います」

 2番で先発出場し、それまでの打席は3三振に倒れていた。打線がつながり同点に追いつき、なお2死ながら一、三塁のチャンスで才木のフォークを捉えた。小久保監督も「あの回だけでしたけど本当によくつながった。勝ち越しまでいきたいところで、一気に勝ち越せたことが勝因です」と目を細めた。

 今季の柳町は自身初となる規定打席に到達。打率・287で、リーグトップの出塁率・384をマークしている。それでも危機感を抱き臨んでいる。交流戦MVPに輝くなど飛躍のシーズンとなっているが、夏場の7、8月は通算で打率・227と苦しんだ。

 8月22~24日の日本ハムとの敵地3連戦もスタメン起用されたのは1試合のみ。「このままでは悔しさを持って終わるシーズンになってしまう。ここから何とか上げていかないといけない」との思いも口にしていた。

 その言葉通りに9月は10試合で打率・333、5打点と、しっかりと状態を上げてきた。この日の一打は「試合を決める一本を打ちたい」と誓う中で8月13日の西武戦以来となる決勝打にもなった。「こういう緊迫する試合が続く中で、ああいう場面で一本が出たのは自信になると思います」と少しホッとした表情を浮かべた。

 これで優勝マジックは12となった。チームは3位のオリックスに対して14勝3敗2分けと圧倒的な勝率を誇る。6試合も残す“お得意さま”相手に対戦打率・400、1本塁打、10打点を誇る柳町が、連覇に向けてさらに快音を響かせていく。(木下 大一)

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