日本ハム・斎藤友貴哉 本拠初セーブでCS決めた 新守護神抜てき 新庄政権最多76勝目

[ 2025年9月15日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム4-3西武 ( 2025年9月14日    エスコン )

<日・西>麦わら帽子をかぶってお立ち台に上がった投打のヒーローたち(左から石井、斎藤、郡司)(撮影・高橋 茂夫)
Photo By スポニチ

 日本ハムは14日、西武戦に4―3で競り勝ち、3位以上を確定させて2年連続11度目のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。首位ソフトバンクに続き2チーム目。1点リードの9回は新守護神に指名された斎藤友貴哉投手(30)が3者凡退で締めて今季2セーブ目、本拠地では今季初セーブを挙げた。今季76勝目は昨年を抜いて22年からの新庄政権最多となった。

 昨年11月30日。斎藤はエスコンフィールドでのファン感謝祭で、新庄監督から今季の抑え投手に指名された。そこから288日。本拠地での今季初セーブを手にし、お立ち台で叫んだ。

 「勝ちましたー!多分、皆さんもしびれていますね。バトンを最後のゴールまで運ぶことができて良かった」

 前日は8回に登板し、自己最速を更新する161キロを連発。インパクトを残したが、この日は1点リードの緊迫した9回を託された。全8球中7球を直球で力勝負。渡部聖を160キロで空振り三振に仕留め、山村は159キロで右飛。最後は160キロでセデーニョを三邪飛に打ち取り、完全投球で試合を締めた。

 11セーブしている守護神・柳川が腰の違和感で離脱した。新守護神への抜てきに応え、新庄監督は「ファンフェスの時に抑えは斎藤君でと。少し遅いけど、ようやくそのポジションに来てくれた」と喜んだ。斎藤も「9回は中継ぎ投手の頂点というか、凄く特別な場所。抑えられてうれしい」とはにかんだ。

 緊迫した場面でも動じないメンタルは、自らに課した試練で培った。一昨年の春季キャンプで右膝前十字じん帯断裂の大ケガを負い、一度も1軍マウンドに上がれず。そんな嫌な流れを変え「気合を入れようと思った」と昨年末に関東近郊で2年連続の滝行を敢行した。白装束に身を包み、水温8度の容赦なく打ち付ける水流を受け止め精神を鍛え、優勝争いの中で発揮した。

 首位ソフトバンクとは2・5ゲーム差を維持。新庄政権最多76勝に到達し、2年連続のCS進出も決まったが、指揮官は「そこ(CS)じゃない。一戦一戦を戦って、全国のファイターズファンが“ファイターズどうなった”という生活に変わっていると思う。もっと勝ってパ・リーグを盛り上げる」。逆転優勝だけを見据え、戦い抜く。(田中 健人)

続きを表示

この記事のフォト

「日本ハム」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年9月15日のニュース