ドラ1候補腕・石垣元気 敗戦も見せた157・9キロ 米国の二刀流選手も驚き「凄く良いストレート」

[ 2025年9月15日 05:00 ]

U18W杯決勝   日本0-2米国 ( 2025年9月14日    沖縄セルラー )

<日本・米国>メダルを受け取る米国ナインを見つめる石垣(左から3人目)ら日本ナイン(撮影・松永 柊斗)
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 高校日本代表は米国に0―2で敗れ、大会連覇を逃した。最速157キロ右腕コールマン・ボスウィック投手(17)に3安打無得点に封じられた。今秋ドラフト1位候補の石垣元気投手(3年=健大高崎)は4回途中から救援し、3回2/3を無安打も4四死球で1失点。トラックマン社の計測によると、自己最速の158キロに限りなく迫る最速157・9キロをマークした。

 野球の母国・米国のパワー、技術に圧倒された。7回2死。横山が右飛に倒れ、米国の優勝が決まった。三塁ベンチの石垣は不動の姿勢で「USA!USA!」コールが響く光景を目に焼き付けた。

 「優勝したかったですけど、この日本の沖縄で準優勝できたことは本当にうれしい。応援してくださった人に感謝したいです」

 13、15年大会決勝で敗れていた米国の壁は高かった。先発した2年生左腕・末吉が4回に先制点を許したところで石垣にスイッチ。2死一、三塁を二ゴロでしのぐも、続く5回は3四死球に左犠飛で痛恨の追加点を与えた。3回2/3を無安打も4四死球で1失点に「世界相手だとまだ通用しない」と反省した。

 ただ、10月23日のドラフト会議で1位指名が見込まれる実力の片りんは見せた。場内の球速表示では最速156キロ。トラックマン社の計測によると、昨秋関東大会で計測した自己最速まで0・1キロに迫る157・9キロをマークし「魅力は出せたと思います」と言った。「3番・投手兼DH」の二刀流で石垣と対戦したボスウィックは中飛、空振り三振の2打数無安打で「凄く良いストレート。回転数も凄い」と驚かせた。

 高校野球生活最後の試合となった。投げては常時150キロ超の直球、打っては屈強な体から鋭いスイング、守ってはダイナミックなプレーでアウトをもぎ取る好守…。全ての面で米国基準を痛感させられた石垣は「しっかり日本で鍛えて将来的にはメジャーに行きたいと思います」とレベルアップを誓った。 (柳内 遼平)

【米二刀流選手が完封】
 「3番・投手兼DH」で出場した右腕ボスウィックは3安打6三振の完封勝利で米国を優勝に導いた。1メートル98、113キロの恵まれた体から常時150キロ超の直球を投げ下ろし日本打線を封じた。高校卒業後は大学進学を予定しているトッププロスペクト(若手有望株)は「大谷翔平のように凄いことができたら、もう最高だ」と将来的な二刀流でのメジャー入りを希望。リック・エクスタイン監督は「アメリカだけではなく、世界的に大谷選手は好影響を与えてくれている」と二刀流の可能性を広げた先駆者に敬意を示していた。

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