日本ハム伊藤大海が「逆風張帆」でモイネロに投げ勝ち14勝目!「今のファイターズにぴったり」

[ 2025年9月10日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム7ー4ソフトバンク ( 2025年9月9日    エスコン )

<日・ソ>6回、栗原を三振に仕留め雄叫びをあげる伊藤(撮影・高橋 茂夫)
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 「逆風張帆(ぎゃくふうちょうはん)」。逆境に耐え、前に突き進もうとすることで、道が開けるという意味だ。日本ハムは前カードでオリックスに痛恨の3連敗。自宅で観戦していた伊藤は「殺気を感じない。食ってかかる雰囲気を感じない」と思った。負けは許されない首位ソフトバンクとの直接対決。そんな言葉を胸に抱き、エースがチームを、球場を奮い立たせた。

 「何とか勝つためだけに初回から腕を振りました。逆風張帆って言葉があって、今のファイターズにぴったりだなと思いました」
 7回6安打3失点。最強左腕モイネロと今季6度目の投げ合いを、7奪三振の力投で制した。初回から気迫が違った。先頭の周東を二ゴロに封じると、近藤は153キロ直球でバットをへし折り二ゴロ。最後は牧原を154キロ直球で遊ゴロと、3人を完璧に封じた。

 2回に一挙3点を奪われるも、すぐに切り替えた。3回を3者凡退に抑えると、伊藤の力投が打線に伝染した。4回に山県の2号ソロで同点に追い付き、5回には今川の1号ソロで勝ち越した。「先に3点取られてしまったけど、すぐに取り返してくれて、本当に投げやすかった」。伊藤は1点リードの6回に1死二塁のピンチを背負うも柳町、栗原と連続三振で切り抜けた。

 4月1日のソフトバンクとの本拠地開幕戦。昨季CSファイナルで破れた宿敵との再戦で、セレモニーでは両軍が対立する派手な演出がされたが、先発した伊藤は5回9安打5失点。試合後、球団の演出担当スタッフに「素晴らしい舞台を用意してもらったのに勝てなくてすみません」と謝罪した。あれから5カ月。ソフトバンクとの今季本拠地最終戦で借りを返した。

 魂の125球で両リーグトップの14勝目、チームの連敗も3で止めた。ソフトバンクとのゲーム差は、これで「3」に縮めた。山県、今川と上がったお立ち台では「疲れました」と笑った。伊藤は逆転を目指し、最後まで腕を振る。

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