大野豊氏 森翔平の初回1、2番への投球がすべて 中野拓夢への攻め方は一番良くなかった

[ 2025年9月6日 05:45 ]

セ・リーグ   広島1―6阪神 ( 2025年9月5日    甲子園 )

<神・広>初回、二塁打を放つ中野(投手・森)(撮影・亀井 直樹) 
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 【大野豊 視点】森の初回の6失点。森下にタイムリー、大山に満塁アーチを許す前の、近本と中野への投球が全てだった。

 先頭の近本へ四球を出したのに加え、一番良くなかったのは中野への攻め方。バントの可能性もある中で、ポンポンと2球で追い込んだ。相手が策を講じるのが難しくなったにもかかわらず、3球目に簡単に二塁打を打たれるような甘い球を投げてしまった。

 この1、2番への入り方で、過去3試合で好投していた森が、本来の姿を見せることができない流れができてしまったといえる。そこにつけ込むことができるのも、今の阪神の強さ。相手に流れをつくらせてしまった。

 残り20試合で何をすべきか。まずは、勝ちに近づけるためにも、チームの雰囲気を良くするためにも、先発投手が試合をしっかりつくることが大前提。当然だが、ゼロに抑えれば負けることはない。

 打線が湿りがちなのも気になる。初回の1点はバッテリーミスに乗じて奪ったもの。この日無安打だった坂倉にも状態を上げてほしいが、やはりファビアン、モンテロの外国人コンビが打つと得点につながる可能性が高まる。2人を軸に、つながりを生む攻撃を全員でつくり上げることが大事だろう。 (スポニチ本紙評論家)

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