ソフトバンク 先行逃げ切りで圧倒的強さ 日本ハムとの直接対決でも“切り札”あり

[ 2025年8月26日 05:30 ]

ソフトバンクVS日本ハム優勝争い 両軍担当記者が戦局を占う

ソフトバンク・小久保監督
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 ソフトバンクの2連覇か、日本ハムの9年ぶり栄冠か――。2位・日本ハムが24日までの直接対決で首位・ソフトバンクに3連勝して0・5ゲーム差まで迫り、パ・リーグの優勝争いは風雲急を告げた。両軍担当記者が(1)監督の采配の特徴(2)キーマン(3)今後の強み、の3つの観点から最終盤に突入したペナントレースの行方を占った。

 【ソフトバンク担当・井上 満夫】
 (1)監督の采配の特徴 先制から方程式へ
 理想は先行逃げ切り 先制すれば今季48勝11敗1分けで勝率・814は両リーグ最高。小久保監督が理想に掲げる先行逃げ切りは数字にも表れている。先発陣が6回まで粘れば、7回藤井、8回松本裕、9回杉山の必勝継投で反撃を封じる。救援陣は他にも左のワンポイントを務める大江がいて、ヘルナンデスと尾形は左右の剛腕で打者をねじ伏せるなど多彩だ。

 先発陣は右のエース・有原が打たせて取る投球を見直して夏場に復調して既に10勝。同じ10勝で左のエース・モイネロは目下29イニング連続無失点中で、防御率1・07と抜群の安定感を誇る。フォークの切れが増した大関はチーム最多11勝。現在9勝の上沢が続けば、自慢の「2桁勝利カルテット」が完成する。

 (2)キーマン 復活の近藤&牧原大
 近藤&牧原大 6月中旬に悪化した左かかと痛も回復し、右翼守備も復帰。ただ、DHでの働きだけで十分だ。24日の日本ハム戦では徹底して勝負を避けられての申告敬遠。続く山川が凡退し続けた。終盤戦も引き続き相手が同じ策を取ってくる可能性が高い。

 そして、真夏の復調が著しいのが牧原大だ。8月の19試合で30安打、同月の打率・405、16打点。17日ロッテ戦では9回サヨナラ打と、いい仕事ぶりが光っている。脅威の9番打者として定着していたが、どの打順でもチャンスメーク役など多彩に変化中だ。

 山川は20本塁打ながら本調子ではない。近藤と牧原大がコツコツと安打でつないで、得点に結びつけて接戦をものにしている。

 (3)今後の強み ベテラン柳田の再合流
 ベテラン柳田の再合流 実績も経験も豊富なプロ15年目の36歳。背番号9のどでかい背中は、ベンチにいるだけでリーグ2連覇に向けた精神的支柱にもなる。4月11日のロッテ戦で自打球を右すね付近に当てて「右脛骨(けいこつ)骨挫傷」のため同12日に登録外。約4カ月間のリハビリを経て、29日にもまずは2軍戦で実戦復帰する予定が立った。

 勝負の9月には日本ハムとの直接対決が3試合ある。主にDH、または代打として、ここぞで柳田のカードを切れることで、小久保監督には少しどころではないゆとりが生まれる。19日に左脇腹痛から復帰した今宮に続き、勝負どころを知る百戦錬磨の左の大砲が戻れば、近藤、周東、山川ら主力のメンタル面も落ち着く。

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