【甲子園】沖縄尚学・宮城 エースの癖を読み切った大会初盗塁「何度も動画を見て確認してた」

[ 2025年8月24日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権最終日・決勝   沖縄尚学3―1日大三 ( 2025年8月23日    甲子園 )

<日大三・沖縄尚学>6回、二盗する沖縄尚学・宮城(左)(撮影・亀井 直樹)
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 【光る君のプレー】完璧なタイミングだった。1―1の6回2死一塁。沖縄尚学の1番・宮城泰成(3年)は打席の4番・宜野座恵夢(3年)への初球、最高のスタートを切って二塁を陥れた=写真。

 「あそこはグリーンライトだった。(無死から)送りバントが失敗して、何としても二塁へ行こうと」。次打者も一邪飛で2死となり、けん制球が1度来た。絶妙のスタートはその直後だ。「近藤投手はモーションが大きくて、けん制は2球続けて来ないというデータもあった。何度も動画を見て確認してたので、ギャンブル気味にスタートできた」。万全の備えが緊迫した場面で生きていた。

 50メートルは6秒5。快足ではない。しかも、沖縄大会から通じ今夏初盗塁だ。それが宜野座の左前打で生還し、日本一を決める決勝点につながった。チームでも今大会3個目。機動力がそれほどない中での貴重な二盗に、比嘉公也監督も「覚悟を決めて、よく走ってくれた」と絶賛した。

 沖縄水産の一塁手として98年春夏に甲子園出場した父・泰之さんは、春も夏も初戦敗退だった。父を超え「あの盗塁は今後の野球人生に生きると思う」。日本一の先の未来へつながる二盗だった。(秋村 誠人)

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