ドジャース・大谷 雪辱ダル撃ち 昨季11打数1安打も初回猛攻口火打で宿敵スイープ

[ 2025年8月19日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース5―4パドレス ( 2025年8月17日    ロサンゼルス )

<ドジャース・パドレス>初回、ダルビッシュ(手前)から右前打を放つ大谷(撮影・小海途 良幹)
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 ドジャース大谷翔平投手(31)が17日(日本時間18日)、パドレス戦でダルビッシュ有投手(39)と今季初対決し、初回に右前打を放ち一挙4得点の猛攻を演出し、首位攻防戦の3連勝に貢献した。2ゲーム差に広げ、18日(同19日)のロッキーズ戦に勝ち、パ軍がジャイアンツに敗れれば、地区4連覇への優勝マジック「34」が点灯する。

 先輩右腕に会釈をして打席に入ると、一気に鋭い表情に変わった。初回無死。先頭打者の大谷は追い込まれてから、ダルビッシュの低めボールゾーンへのカーブに我慢して手を出さなかった。カウント2―2。続く低めの95・6マイル(約154キロ)直球をコンパクトに右前に運んだ。

 この一打が攻略への突破口になった。続くベッツが四球を選び、1死後にフリーマンが中越えへ先制3ラン。打球の行方を見届けた大谷は、両手を叩いて本塁へと走り出した。

 この回一挙4得点で主導権を握り、同点の8回にベッツのソロで再び勝ち越した。首位攻防3連戦前には1ゲーム差で追っていた宿敵相手に3連勝のスイープ。2ゲーム差に引き離し、デーブ・ロバーツ監督は「まず翔平が低めのボールになるカーブを見極めた後、低めの速球をうまく安打にしてくれたのが大きかった」と称えた。

 古巣・日本ハムで背番号11を譲り受けた尊敬する大先輩。15、16年オフには合同自主トレを行い、23年のWBCでは侍ジャパンのチームメートとして世界一に貢献した。日米通じて初対決だった昨年3月の韓国ソウルでの開幕戦前には「小さい頃から見てきて大好きな投手」と語った。ただ、その昨季はポストシーズンを含め、11打数1安打と抑え込まれた。25年最初の大一番できっちり雪辱した。

 試合後には遠征先のデンバーに飛んだ。18日(日本時間19日)のロッキーズ戦に勝ち、2位パドレスが同日のジャイアンツ戦に敗れれば、地区優勝マジック34が点灯する。パドレスとは22日(同23日)からは敵地で今季最後の3連戦を行うが、チームの4年連続、大谷にとって2年連続となる地区優勝も少しずつ見えてきている。

 フリーマンは言った。「自分たちが持つ実力を、みんなが自覚していると思う。この勢いを持続させていきたい」。残り38試合。宿敵を攻略した3連勝は大きな価値がある。(奥田秀樹通信員)

 ≪ドジャース○パドレス●でマジック点灯≫18日(日本時間19日)にドジャースがロッキーズ戦に勝利し、パドレスがジャイアンツ戦に敗れると、ド軍に地区優勝へのマジック「34」が点灯する。両軍は3ゲーム差となり、残る直接対決は3試合。パ軍が残り37試合に全勝した場合、ド軍がパ軍戦以外の残り34試合に全勝すると勝率で並ぶが、今季の直接対決はド軍が8勝2敗で既に勝ち越しを決めている。同勝率の場合は直接対決の成績で順位を決めるため、パ軍の自力優勝の可能性は消滅する。

 ▽大谷VSダルビッシュ 日米通じて初対決となったのが昨年3月20日の韓国ソウルでの開幕戦。初回は遊ゴロだったが、3回に大谷が外角ツーシームを右前打して二盗も決めた。4月14日は3打数無安打2三振でダルビッシュに軍配。10月6日のプレーオフ地区シリーズ第2戦は3打数無安打1三振、同11日の第5戦は3打数無安打2三振で、これまでは11打数1安打で5三振。この日が10打席ぶりの安打だった。

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