【甲子園】明豊・川崎監督「6月の1カ月まったく」打てなかった辻田が走者一掃のV打「まさか3人を…」

[ 2025年8月15日 19:12 ]

第107回全国高校野球選手権第10日 2回戦   明豊6―1佐賀北 ( 2025年8月15日    甲子園 )

<佐賀北・明豊>戦況を見つめる明豊・川崎監督(撮影・五島 佑一郎)
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 明豊(大分)が佐賀北との九州勢対決を制し、2017年以来8年ぶりとなる3回戦進出を果たした。0―0で迎えた5回に1死満塁の好機で辻田拓未捕手(3年)が中越えの3点適時二塁打。3投手の継投でリードを守り切った。

 川崎絢平監督(43)は、得点差は5点だったが、ピンチの連続を3投手の力投と打線のつながりで制した試合を振り返り「(先頭で二塁打の)藤が二塁まで行ってくれたのが大きかった。藤はチームに勢いをもたらせてくれる選手で、あの走塁が大きかった」と4点目を呼んだ6回先頭の藤の走塁を称えた。

 3点をリードしながら、すぐに1点を返された直後に豪雨により1時間中断。「このまま行くとひっくり返されるよ」と選手たちの気持ちを引き締めていたことを明かした。

 試合を決めたのは8番の辻田だった。指揮官は「こっちに来て打撃の状態が良くなってましたし、篠川部長と一緒に模索しながら、今日の朝の打撃も良かったので期待してましたが、まさか(走者)3人を還すとは思ってなかった。シングルヒットでいいなと思っていたら、それ以上の結果を出してくれた。辻田は6月の1カ月、まったく打てず本人も悩んでいた。それから黙々と取り組んでいて、大分大会からこっちに来ても課題に取り組んでいた。それが形として出た。今日もセンターオーバーで、センターライナーもあった。センター中心に打てるようになって、コンパクトに振り幅を狭くして打てるようになった。自分の役割は内野の間を抜いていくんだというふうに、インパクトの瞬間の強さを求めてスイングしているので、それが良かったと思う」と辻田の努力を見続けてきた立場として、大舞台で結果が出たことを自分のことのように喜んだ。

 「ホームランを打つ打者はいないので、つなぐことでセンター中心に低い打球をみんな心掛けてる。自分の欲を消して、チームのためにやってくれてる。その積み重ねかなと思う」

 明豊は次戦もつなぐ野球を貫き、勝利を目指す。

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