【甲子園】日大三ダァ~!!!2年生4番・田中諒 豊橋中央エース高橋の直球粉砕V弾

[ 2025年8月12日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権第6日2回戦   日大三3―2豊橋中央 ( 2025年8月11日    甲子園 )

<日大三・豊橋中央>8回、勝ち越しソロを放ち、雄叫びを上げて生還する日大三・田中諒(撮影・北條 貴史)
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1回戦2試合、2回戦2試合が行われた。2回戦の第4試合は日大三(西東京)が豊橋中央(愛知)を3―2で下し、夏の甲子園通算30勝目。2―2の8回に田中諒内野手(2年)が決勝の左越えソロを放った。東京勢は春夏通算単独2位の327勝目。

 スリーカウントとなる3点目だった。2―2の8回先頭。田中諒が内角の厳しい138キロ直球を振り払った。「狙っていました」と左翼席へ決勝ソロ。豊橋中央のエース高橋大喜地(だいきち=3年)からの決勝弾に「高橋さんもいい球を投げていたので、自分も負けてられないと思った。少し詰まったけど、自分のスイングができた。風に乗ってくれて良かった」と右手を高く掲げた。

 前打席の雪辱だった。5回2死一、二塁の好機。高橋が得意のアントニオ猪木さんの顔マネで挑んできた。大会前にSNSなどで話題となっていた“必殺技”。田中諒は「本当にやってきた。自分が生で見られるとは思わなかった」と打席で思わず笑ってしまい、2球目の136キロの高め直球で二飛に倒れた。次の打席でその直球を見事に粉砕。かつてアントニオ猪木さんを失神KOしたハルク・ホーガンさんのアックスボンバーのような一撃だった。

 プロレスは興味がなかった。「アントニオ猪木さんも知らなかった。顎が出ているのかも知らなかった」と言うが、高橋が話題となっていることでアントニオ猪木さんも知った。自身は柔道初段の黒帯。小学生の頃から中2まで続け、得意技は「内股」だ。「体を守るためでもあるし、体幹とかは柔道で鍛えられた」と野球にも生きた。1メートル80、92キロの恵まれた体と体幹の強さを武器に高校通算19本塁打。西東京大会準決勝でのサヨナラ2ランなど、公式戦の3本は全て今夏に放った。

 日大三では15年の坂倉(広島)以来となる2年生4番が、夏の甲子園30勝に貢献した。試合前日は大好きなご飯が喉を通らないほど緊張したが2安打2打点。「甲子園で1本打って、それで1勝できたことは凄いうれしい。今日は食べられそうです。帰ったらおいしいお肉が食べたいです」。無邪気に笑った田中諒は「甲子園優勝して帰りたい」と高らかに宣言した。(小林 伊織)

 ◇田中 諒(たなか・りょう)2008年(平20)11月6日生まれ、東京都出身の16歳。小1から深川ジャイアンツで野球を始め、晴海中では越中島ブレーブスに所属。日大三では1年秋からベンチ入り。50メートル走6秒8、遠投95メートル。1メートル80、92キロ。右投げ右打ち。
 

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