阪神 今秋ドラフト〝東都2冠王〟青学大・小田康一郎をリストアップ 27年セにDH制導入で評価上昇

[ 2025年8月12日 05:15 ]

青学大・小田康一郎
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 阪神が、今秋ドラフトでの上位候補として、青学大・小田康一郎内野手(21)をリストアップしていることが11日、分かった。左打ちの強打者で、今春の東都大学リーグでは本塁打、打点の2冠王。7月の日米大学選手権にも出場した。本職は一塁で、27年からセ・リーグのDH制導入が決定し評価が上昇。常勝軍団の形成に向け、阪神スカウト陣も動向に目を光らせている。リーグ優勝へ快走中のチームは、同日の広島戦が降雨中止となった。

 元々、打撃に定評のある青学大・小田の評価がさらに高まったのは7月8日に行われた日米大学選手権の開幕戦だ。5回の先頭打者として相手左腕の変化球を捉え、軽々とエスコンフィールドの右翼席へアーチをかけた。この試合は計3安打。大会を通しても計5試合で・348(23打数8安打)、1本塁打、3打点の好成績を残した。6月13日の全日本大学選手権・北海学園大戦(神宮)では逆方向の左翼へ本塁打。大舞台になればなるほど実力を発揮するあたりもプロ向きだ。

 1メートル73、85キロの体格。上背はドラフト候補としては小柄な部類だが、力感のないオープン気味のスタンスから足を上げて、広角に長打を飛ばす。そのバットコントロールとパンチ力は、大学の先輩で、現在レッドソックスで活躍する吉田正尚をほうふつさせる。

 今春の東都大学リーグで3本塁打、11打点で2冠王。ドラフト候補がズラリとそろう同リーグの好投手相手に3年春から計7本塁打を放っている強打の内野手を、阪神も高く評価している。「大学球界の野手で打撃は間違いなくトップクラス。ドラフトでは上位、もしくは1位で名前が消えてもおかしくない」と球団関係者。スカウト会議で打撃映像のチェックも済ませているとみられる。

 球団にとって“打撃特化型”選手の獲得は急務といえる。27年からのセ・リーグへのDH制導入が、4日に決定。大学球界で“打てる野手”のトップ評価の選手として、小田の存在感がさらに高まっている。オープン戦などで二塁、三塁もこなす器用さも兼ね備えているが、本職は一塁。打撃を売りに、DH制で出場のチャンスが増えることは間違いない。阪神の内野手では今季、ここまで佐藤輝が31本塁打を放っているが、2位は大山の6本。強打の“DH兼内野手”の主軸候補が入団すれば、チーム力はより盤石となる。

 近年のプロ野球界では、3割打者の少なさなど投高打低が顕著となっている。ドラフト1位候補として評価する創価大・立石正広にも負けず劣らずの打撃センスを誇る小田の動向を、猛虎が注視していく。

 ◇小田 康一郎(おだ・こういちろう)2003年(平15)8月15日生まれ、東京都八王子市出身の21歳。5歳の時に八王子リトルで野球を始める。四谷中では八王子シニアでプレー。中京学院大中京(岐阜、現中京)では1年夏の甲子園に5番打者で出場し4強に貢献。青学大では1年春からリーグ戦出場。1メートル73、85キロ。右投げ左打ち。

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