【高校野球】昨夏日本一の京都国際がサヨナラで2年連続甲子園 優勝メンバーが底力 西村12奪三振完投

[ 2025年7月27日 12:39 ]

第107回全国高校野球選手権京都大会 決勝   京都国際4―3鳥羽 ( 2025年7月27日    わかさスタジアム京都 )

<京都国際・鳥羽>9回、猪俣のサヨナラ打で生還する清水を迎える京都国際ナイン、エース西村(右)は号泣(撮影・井垣 忠夫)
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 昨夏日本一の京都国際が苦しみながらサヨナラで2年連続4度目の夏の全国大会出場を決めた。中心となったのは小牧憲継監督(42)が「昨夏優勝したとき、フィールドにいたメンバー」だった。

 2点を追う8回裏、2死二、三塁から昨夏もレギュラーだった長谷川颯(3年)が中前打を放ち、2者を還し同点に追いついた。

 「春まで引っ込み思案な自分がいた。あの場面は自分で決めてやる、打てると言い聞かせていました」。初球チェンジアップを「狙い球を絞ることは練習試合からしていた」とはじき返した。

 3―3同点の9回裏先頭、昨夏は8番、今夏は4番に座る清水詩太(3年)が左前打で出塁。清水は5回裏に遊撃左に内野安打で1点をたたき出していた。「グラウンド整備前の1点でチームに火をつけることができた。春以降、仲良しこよしじゃなく、本気を出せるチームになった」

 投手のけん制悪送球で一気に三進。無死三塁から申告故意四球で一、三塁となり、猪股琉冴(3年)が初球を右越えにサヨナラ打した。

 昨夏優勝投手の左腕・西村一毅(3年)は141球を投げ、2失点完投。8回まで毎回の12三振を奪った。

 1回表には鳥羽4番の横谷乙樹(3年)に初球内角寄り直球を中越え2ランを浴びた。公式戦で初めて浴びた本塁打だった。

 「ホームランを打たれて“これで負けたら自分のせい”と焦ったけど、すぐに落ち着いて低めに投げることに集中した」

 4回表1死三塁では走者のスタートと味方の声でスクイズを見破り、ショートバウンドの変化球で空振りを奪ってしのいだ。

 小牧監督は「秋春と勝てず、空回りしている時もあった。劣勢に立たされた時に(昨夏の)経験が生きた」と話した。連覇に向け「今日の試合で鳥羽高校さんがまた成長させてくれた、成長途上のチームですので」と甲子園での勝ち上がりも見すえた。

 主将の倉橋翔(3年)は「秋春の悔しさを夏に晴らそうとミーティングを重ねてきた。全員で優勝旗を返すという目標はかなえた。次は自分たちしかできない連覇を目標にしたい」と力強く話した。

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