日本ハム・石井 4年ぶり4安打で4連勝立役者 新庄監督も大絶賛「ピン・グリフィーJr」

[ 2025年7月17日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム10―1西武 ( 2025年7月16日    ベルーナD )

<西・日>3回、適時三塁打を放つ石井(撮影・西川祐介)
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 日本ハムの石井一成内野手(31)が16日、西武戦で21年以来4年ぶりとなる1試合4安打で、4連勝に導いた。今季5度目の5番起用に2打点3得点と応え、あと本塁打が出ればサイクル安打だった。新庄剛志監督(53)の教え通り全て右方向へ力強く引っ張って固め打ちし、打線は今季最多タイの18安打で10得点。首位を走るチームは今季最多の貯金19とした。

 1週間ほど前のこと。石井のもとに、新庄監督から動画が送られてきた。映っていたのは、指揮官が「世界で一番好きな左打者」というメジャー通算630本塁打のケン・グリフィーJr(元マリナーズ)。米野球殿堂入りのレジェンドばりに打ちまくった5番打者に、新庄監督から授けられた新愛称は「ピン・グリフィーJr」。石井に笑顔がはじけた。

 「タイミングの取り方とか待ち方をマネしてみろと言われて参考にしている。出来過ぎですね」。名前の「一成」の「一」を言い換えた「ピン」のあだ名が、グレードアップした。指揮官が動画を送ったのは、背中が丸まってしまう石井の悪癖を直すため、背筋を“ピン”と伸ばして打つフォームが特徴のグリフィーを参考にしてほしかったからだ。

 初回2死一、三塁で決勝となる先制の右翼線適時二塁打を放つと、3回は右中間フェンス直撃の適時三塁打。4、6回はいずれも右前打だ。指揮官に日頃から「引っ張った方がいい」と指導されており、全て右方向の打球で応えた。本塁打が出ればサイクル安打だったが、8回の最終打席は惜しくも空振り三振。「狙ったんですけど、無理でした」と快挙は逃したが、出場7試合連続安打で、その間は25打数14安打の打率・560と絶好調だ。

 今季最多の貯金19に伸ばし、前半戦目標の貯金21まであと2とした。残り4試合で3勝1敗が条件。新庄監督は「ギリギリのラインで面白い。期待して見ておいてください」と不敵に笑った。

 この日は、石井の母校・作新学院が夏の栃木大会初戦をコールド勝ちで白星発進した。「何とか勝ち進んでくれたらうれしい」と甲子園出場がかなえば、差し入れをするつもり。後輩たちにとって「ピン・グリフィーJr」はレジェンドOBの一人だ。(田中 健人)

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