「バッチリ準備してたけど…」MLB球宴史上初HR競争決着で出番なしのアロンソ「抑え投手になった気分」

[ 2025年7月16日 14:21 ]

オールスター・ゲーム   ナ・リーグ―ア・リーグ ( 2025年7月15日    アトランタ )

6回に3ランを放ったメッツ・アロンソ(AP)
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 メッツのピート・アロンソ内野手(30)が15日(日本時間16日)、米ジョージア州アトランタで行われたオールスター戦に3回から途中出場。6回の第2打席で今球宴1号となる3ランを放ったもののMVPにはなり損ねた。

 アロンソは3回途中からフリーマンに代わって一塁守備に就き、2―0の6回無死一、三塁の第2打席でバビクの高め直球を捉え、右翼席に豪快な3ランを放った。メッツの選手が球宴で本塁打を放ったのは2006年デビッド・ライト以来、19年ぶりだった。

 試合後、本塁打について「俺にとっては、あれはどんなホームランダービーの優勝よりも価値がある。本当に特別な瞬間だった。だから、今日みたいな形でできたことをめちゃくちゃ誇りに思っているよ。最高だった」と胸を張った。

 そして、ホームランダービーとの違いについて「ダービーって、結局は打撃練習みたいなもんだろ?でも今日は、本気で俺を抑えに来るピッチャーと戦った。甘い球じゃなくて、ガチ勝負の中でホームランを打てた。それがすごく特別だった。この舞台には、リーグのトップ選手しかいないからね」と真剣勝負の中で打つことに価値があるとした。

 この一発でナ・リーグは5―0とリードを広げ、MVP最有力候補だったが、終盤にア・リーグが猛追し、試合は6―6のまま9回を終え、延長戦特別ルールが行われた。

 この特別ルールは試合形式でなくホームランダービーで決着を付ける。両リーグ監督が3選手を選び、各選手が3スイングずつ本塁打を狙い、合計の本塁打数が多かったリーグが勝利となる。

 アロンソはナ・リーグの一員としてストワーズ、シュワバーとともに出場。先攻のア・リーグが2本、後攻のナ・リーグが1本で迎えた2巡目、ア・リーグのアロザレーナが1本を放ち、3本―1本となったが、後攻のナ・リーグはシュワバーが3スイング3連発と圧巻のパワーを見せ、3本―4本と逆転に成功。最終の3巡目、ア・リーグのアランダが3スイングで1本も本塁打を打つことができず、ナ・リーグはアロンソの出番を迎えることなく勝利を決めた。

 アロンソは「正直言って、抑え投手になった気分だった」と本音をポロリ。「試合に入る準備をしていて、“いや、フィールドのやつがダブルプレー取ってイニング終わらせたから、もう出番なし”ってなる。そんな感じで、俺もバッチリ準備をしていたけど、最終的にはシュワバーが決めてくれて、楽な方法で勝った」と笑った。

 その上で「シュワバーがすごかったんだよ。最後のあの時間、彼は本当に魅せてくれた。俺はその時、ケージ(打撃練習場)で素振りしていたんだけど、彼が打球をフェンス越えさせるたびに“よっしゃ、シュワバー!”って叫んでいた。だって今はチームメイトだから、仲間として応援したくなる。最高だったよ」と3連発のフィリーズ主砲を大絶賛した。

 そして、22年から導入されたこの特別ルールを「すごく面白いと思う。全員がめちゃくちゃ盛り上がっていた。みんな本当に楽しんでいたと思う」と歓迎。普段は対戦相手であるシュワバーについて「彼は危険な存在なんだ。いつだって、どんな状況でも、常に脅威になる。どんな調子だろうが、いつも相手にとっては怖い存在。俺が一塁を守っているときも、いつも彼のことは意識している。ほんとに、いつも怖い存在だよ」と改めて賛辞を並べた。

 

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