スクバル「ストライクだと思った」ロボット審判で判定覆りマチャド三振 球宴初採用で「慣れるしかない」

[ 2025年7月16日 13:57 ]

オールスター・ゲーム   ナ・リーグ―ア・リーグ ( 2025年7月15日    アトランタ )

降板後、メディア取材に応じたア・リーグ先発のタイガース・スクバル(撮影・杉浦 大介通信員)
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 タイガースのタリク・スクバル投手(28)が15日(日本時間16日)、米ジョージア州アトランタで開催されたオールスター戦でア・リーグの先発として登板し1回3安打2失点だった。今球宴で初めて導入された「ABS(オートマティック・ボールストライク・システム)」(通称ロボット審判)によるチャレンジをバッテリーを組んだカル・ローリー捕手(28)とともに要求する場面もあった。

 スクバルは立ち上がり、大谷、アクーニャ、マルテに3連打を浴びいきなり2失点した。それでもフリーマンを三ゴロに打ち取ると、1死二塁でマチャドを迎え、2ストライクからの3球目、チェンジアップを低めに投じた。球審はボールと判定したが、捕手・ローリーが頭をポンポンと叩くジェスチャーを見せた。

 スクバルもすぐに頭をポンポンと叩いて審判団に「ABSチャレンジ」を要求。ロボット審判がストライクゾーンに入っていたと判定を変更し、ボールからストライクに変更。結果、マチャドが三振に倒れ、スクバルは白い歯を見せた。

 降板後、取材に応じたスクバルは「(ABSチャレンジを)使うつもりもなかったんだけど、ストライクだと思った。0―2カウントだったし」と説明。その上で、ロボット審判について「いつかは採用される。選手が好む好まざるに関わらず慣れるしかないのだろう」と受け止めた。

 今後は「チャレンジするかは分からないが、おそらくキャッチャーに任せることになるのだろう」と自身の見解を述べ「ストライクだと思っても、実際にはストライクではない球がたくさんある。だから、キャッチャーに任せて、判断を任せたい」とした。

 また、ピッチクロックやけん制など近年は様々なルールが変更されていることにも言及し「ルールが新しくなったら、自分の気持ちに関わらず、調整せざるを得ないと思う。ピッチクロックも同じ。あれも(導入前は)大きな話題だった。シフトができなくなるのも同じだ。選手の気持ちは関係ない。MLBのルール委員会が決めることだ」と指摘。「自分たちのゲームに関して、私たちにはあまり発言権がないというのは興味深い。彼らが望むことは何でも押し通す。そして、彼らが望むことなら、結局は押し通されるだろう。だから、慣れるしかない」と割り切った。

 ABSは今春のオープン戦で試験導入され、球宴で採用されたのは今回が初めて。両軍とも2度、球審の判定に異議を申し立てられる「チャレンジ権」が与えられ、成功すれば回数は減らない。チャレンジできるのは投手、捕手、打者のみで投球直後に要求が可能。チャレンジする際は帽子やヘルメットをタップして審判に知らせる仕組みとなっている。

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