阪神・大山「みんながチャンスで回してくれた」浜風味方に値千金2点適時打 通算1000安打へあと「3」

[ 2025年7月13日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神5―2ヤクルト ( 2025年7月12日    甲子園 )

<神・ヤ>4回、大山は同点の2点打を放つ(撮影・須田 麻祐子)
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 劣勢に立たされても、今の猛虎にははね返す力がある。その一角を担ったのが大山だった。0―2で迎えた4回無死満塁。強引に初球を引っかけた1打席目の反省を生かし、外角のカットボールを巧みに、おっつけた。

 「みんながチャンスで回してくれた。どんな形でも得点したいと思っていた。先制された直後でしたし、すぐ追いついて良かった」

 やや詰まらされたものの、右翼方向から左翼方向に向かって吹く甲子園特有の浜風がこの日は味方になった。押し戻されたことが幸いした打球は、ダイビングキャッチを試みた右翼・太田のグラブをはじく値千金の同点2点適時打となった。先制を許した直後に放った背番号3の一打が続く小幡の決勝打を呼び込み、今季、2戦2勝を献上していた石川攻略につながった。

 チーム一丸で、即座に演じた逆転劇。藤川監督にも「胆力が試されているシーン。昨日(11日)も最後までファンの皆さんも、ずっとチャンスがあるかもしれないと見てくれていた。それが僕にとってもチームにとっても雰囲気を感じさせてくれる一体感になっています」と言わしめた。

 1点リードの8回2死無走者でも四球を選び小幡、坂本の適時打につなげた。5番として勝利に直結する十分な働きを見せても、反省を怠らないのが信頼を置かれるゆえんだ。

 「昨日負けて今日の試合がすごい大事。勝てたというのが一番良かった。その中でも反省があります」

 通算1000安打まで残り3本としたが、個人記録は二の次、三の次。フォア・ザ・チームを体現する背番号3は、きょうもチームのためにグラウンドを全力で駆け回る。(石崎 祥平)

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