阪神・デュプランティエ 7回2失点10Kの快投で両リーグ最速50勝導いた「(5回以降は)楽しんで」

[ 2025年7月13日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神5―2ヤクルト ( 2025年7月12日    甲子園 )

<神・ヤ>7回、力投するデュプランティエ(撮影・須田 麻祐子)
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 阪神は12日のヤクルト戦(甲子園)に5―2で快勝し、21年以来4年ぶりに両リーグ最速で50勝に到達した。先発のジョン・デュプランティエ投手(31)が7回5安打2失点の好投で、今季6勝目。来日1年目の球団助っ人投手では、87年キーオを抜いて初の3度目の2桁奪三振となる10三振を奪い、02年ムーア以来となるシーズン100奪三振もクリアして105に伸ばし、リーグトップに返り咲いた。今や先発ローテーションの中心にいる“大当たり助っ人”が、このままリーグ優勝の原動力となる。

 “20年に一人”級の大当たり助っ投と言っていいだろう。先発のデュプランティエが7回5安打2失点で6勝目。4年ぶり4度目の両リーグ最速50勝に導いた。来日1年目の球団助っ人投手の先発6勝は、07年のボーグルソン、ジャン以来18年ぶりだった。

 「(5回以降は)しっかり考え直して、まだゲームは残っているというところで、ここは楽しんでいこうと自分自身に言い聞かせたことが大きかったと思います」

 体は熱く、頭は冷静に――。3回までは走者を背負いながらも、無失点投球。4回に四球と二塁打で無死二、三塁とされ、太田に中前2点打を浴びて6月19日ロッテ戦から続いていた連続無失点は28イニングで途絶えた。ヤクルト戦も3戦目、17イニング目で初失点。だが、そこで崩れない。即座に気持ちを切り替えられるクレバーさも、右腕の武器の一つだ。

 3―2で迎えた7回には安打を許して2死二塁とされるも、最後は武岡からナックルカーブでこの日10個目の三振を奪い、マウンド上でグラブを叩いて喜んだ。来日1年目の球団助っ人のシーズン2桁奪三振3度は、87年キーオの2度を抜いて初。加えて100奪三振到達は02年ムーア以来23年ぶりとなった。リーグ最速で大台を突破した虎のドクターKは「その数字を出すことができたのは光栄に思います」と満開の笑顔でうなずいた。

 「彼の性格が凄く面白くて、いい性格なので、自分も一緒に楽しむことができていますし、簡単に友達になることができました。彼と一緒にプレーすることで学んでいることはたくさんあります」

 快投の陰に、絶大な信頼を寄せる“相棒”の存在がある。バッテリーを組む坂本だ。試合後、いつも口にするのは女房役への感謝の言葉。マウンド上では英語でコミュニケーションを取るなど、異国であることを感じさせない“内助”に支えられている。

 前日11日に誕生日を迎え、臨んだ31歳初登板。そのマウンドをチーム50勝目という節目の白星で飾りつけた。チームは過去9度のリーグ最速50勝到達シーズンは優勝4度、2位5度で優勝確率44・4%だが、そこに優等生デュープのさらなる躍進という条件が加われば、その確率は飛躍的に上昇するはずだ。 (山手 あかり)

 ○…阪神は2年連続10度目のセ・リーグ50勝一番乗り。このうち両リーグ一番乗りは03、08、21年に続く4年ぶり4度目となった。過去にリーグ一番乗りした9シーズンは優勝4度、2位5度のすべて2位以上だ。

 ○…阪神の優勝へのマジックナンバー点灯は最短で17日。阪神が4試合に全勝し、他のカードの結果次第で「M45」が出る。

 ○…デュプランティエ(神)が10奪三振。今季3度目の2桁で、来日初年度の阪神外国人投手では、87年キーオの2度を上回り最多となった。これでシーズン105個目としリーグ最速の3桁到達。チーム助っ人投手の3桁超えは18年メッセンジャーの149個以来。来日初年度の記録は85年ゲイル126個、87年キーオ119個、01年カーライル111個、02年ムーア116個に続く23年ぶり5人目。

 ○…登板4試合連続の勝利で6勝目。ヤクルト戦では4回に来日初失点を許したものの、初対戦から3戦全勝、防御率0・90のお得意さまだ。来日初年度の阪神外国人投手がシーズン6勝は08年アッチソンの7勝(先発5勝、救援2勝)以来だが、先発で6勝は07年のボーグルソン7勝、ジャン6勝以来18年ぶり。

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